のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

明け六つ

日の出とともに、ハンターのセルを回す。

心地よい振動が始まる。

明治の頃、新暦に変わって暗いうちに起きるのになかなか慣れなかったと聞く。

その昔は、日の出を「明け六つ」とよび、日の出に合わせて時を変えていたという。

■明け六つ

日の出から日の入りを6つに分け

日の出を「明け六つ」、日の入りを「暮れ六つ」と数える。

夜の時間も6つに分けて1日は12に分けられる。

季節によって日の出の時間は変化するので

それに合わせて時の数えも変化する。

人が天に合わせる生活。

そう生きてきた記憶がどこかにあるのだろう。

野露は天とともにあり。

天に日が登れば煙となり消えていく。

日々繰り返される時の流れ

日とともに目覚める朝

明け六つは心地よく開けていく。