時間を見つけて京都の南、藤ノ森界隈の路地に迷い込んでみた。
知らない土地に吸い込まれるように、感覚に任せて路地を歩く。
追い越したおばあさんが入っていった方を見ると、お正月を迎える飾りつけの葉ボタンや、野菜を分けているようでした。
ふと見ると、家の軒先にとれたての野菜があちこちに置いてある。
ちょっとしたしたことだけど、こういうの、なんだかいいね。
肩ひじ張らずに、多くとれたものを分け合っていく。
街の空気がなんだか柔らかい気がします。
寄り添ってこまごましているけれど、せわしくない。
独特の雰囲気が町に漂う。
こんな場所に住んでみるのも楽しいかもしれない。
なんだか住みたくなる場所、藤ノ森界隈のことでした。