のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

武奈ヶ岳「雨水(うすい)」


■雨水(うすい)
地を覆い尽くした白く堅い大地も次第にゆるんでくる頃
空からの雪も次第に編め混じりになる。

山々を覆った多くの雪は、天の水瓶
大地を潤し、田畑を満たす。

湖北地方には豊かな棚田が、今なお数多く残っています。
これも、比良の山々に降り積もる大量の雪があって続いてきたのだと思います。

冬、雪山に自分の足で登り思い感じたこと。
雪とは、天然のダム

水上から下へと流れ、貯めおくには椀がいる。
しかし雪として地につもれば、そのままダムになる。

雪があるから森は育ち、人も暮らせる。
雪があるから田畑は潤い、豊かになる。
冬があるから春がくる。
待ち遠しい春がくる。