2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧
「夏至」 冬至とは逆に、一年でいちばん昼が長く、夜が短くなる時期。 自然のリズムに寄り添い暮らしていく気持ちを大切にしたい。 朝、4時頃には明るくなり、私のリズムも朝方に変わっていく。 人は太陽と共に身体のリズムが変わると思う。 ともすると、忙…
「梅雨」 [ 梅が黄色く熟す頃に降る雨。 そんな季節を、いつの頃からか人は「梅雨」と呼んだ。 春一番のかぐわしい香りを運んで来てくれた梅園は、甘い熟した梅の香りに包まれていた。 梅の花は人の心を溶かし、気持ちを和らげる。 青梅で作った梅酒は、会話…
ふらりと立ち寄ったある夜の「植村直己冒険館」 一枚の手紙に引き付けられた。 - 私は何かを新しく発見したわけでもない。 何かを新しくわれわれの社会へ持ち帰るわけでもない。 私の行為は、私の身体に何らかの痕跡を残し、私の心に辛かった、 またときに、…
梔子(くちなし) アカネ科クチナシ属の常緑低木 花言葉:「幸せを運ぶ」「清潔」「私は幸せ」「胸に秘めた愛」 果実は山梔子(さんしし)と呼ばれ生薬の一つである。 調べてみると花弁は、わずかに甘みがあって、芳香があり、生のままでも口にすることがで…
私市植物園。 いつもは静かな、乾燥地の植物達が集められたエリアが時折にぎやかになる。 このエリアには、砂漠や高地を住処とする者達が独特の警官を作っていて どこか別世界に迷い込んだかのような錯覚を受ける。 5年ぶりに咲はなを開いた「プヤ・アルペ…
暗闇にすーと光る一本の光の筋 はかなく、せつない光が灯る。 ふけば消えそうな灯火が、一つまた一つと光り出す。 ほたる。 なんて不思議な生き物なんだ。 いっさい熱を発しない。まばゆいばかりの光を放ついきもの。 人がいくら考えてもまねることが出来な…
天から雨降り地を潤す。 季節に寄り添い草木は育つ。 春芽生え、成長期を迎えた草木達に恵みの雨が降り注ぐ。 ごくごくごく。 緑の子供達がおいしそうに水を飲む。 草木達が、水と楽しげに戯れる姿を楽しみたければ、 雨上がりに出かけてみよう。 くるくると…
この世に生を受け、命を宿す。 たんんたんと、日々を過ごすこと。 営み。 素朴な幸せ。 心あたたかく保ち、包み込む。 なにももとめず、ほしがらず。 そんな暮らしに幸せを感じる。 よろしければクリック下さい。
大阪の街には、○○筋っていうのが南北に通っていて 通りごとに、お店が集まっていて結構面白い。 その中でも特に、お気に入りの通りが、松屋町(まっちゃまち)筋 おもちゃ問屋が集まったこの通り。 五月人形、ひな人形、そして、お祭りの景品や花火など おも…
山には天狗が住んでいる。 ときどき悪さをして人を道に迷わせる。 一人で山に入ってはだめだよ。 天狗に出会うとかえってこれなくなるよ。 人は山を恐れ、敬い、崇めていた、少し時をさかのぼったころのこと。 かつて、どこの山にも何かが住んでいた。 姿形…
小学校の夏休「自由研究」という宿題があった。 3年生か4年生の頃だったか、揚羽蝶の観察日記を付けたことがある。 庭の裏にあった、金柑の葉に産みつけられた1mm程度のまんまるな小さな卵を、イチゴかブドウのプラスチックの容器に入れて毎日にらめっ…
ドクダミの花は実ははっとするほど美しい。 産着に包まれた赤ちゃんが、ゆっくりと花開き大きくなっているような姿。 この美しさに気がついている人はどれぐらい居るんだろう。 さわると独特の臭いを放ち、暗いところを好む花なので、あまりじっくりと見たこ…
流れる季節がたまらなく愛おしい。 春から初夏に掛けて、瑞々しく変化する命。 優しく、明るく。 そして、生き生きと言葉を紡ぐ草木達に会いに サンドイッチを作って、早朝の裏山散歩に出かけた。 ほんのりと、ピンク色の花を咲かせたような「ねじ木」の家族…
夏の日差しが感じられる頃になると、葉っぱの池にこぎ出す小さな小さな花が咲く。 花の名は、「花筏」 どんな人が、名付けたのかかな。 そこに、あることを知らなければ、通り過ぎてしまうように目立たない小さな、小さな小さな花の筏。 よーく目を凝らすと…
小さい頃はよく空を見上げていた気がする。 流れる雲を飽きもせずに見つめていた。 空は見上げる人の気持ちを写すのか、 同じ空、同じ雲をみつめても、 見つめる人によって、思い描く造形が 違って見えるのかもしれません。 この日、見上げた空。 私には、ギ…