のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

気ままな散歩旅

湖を離れ、東に向かう。 以前から一度見ておきたかった場所 凍った林を抜け、ススキが生い茂る丘を青空に向かって登っていく。 春に野焼きが行われる「鉄砲木の頭」と呼ばれるススキ原は、車でくれば30分ほどでその頂に出るお手軽な散歩コースだった。 こ…

朝霧立つ山中湖

日が昇ると、一斉に大気が動き始める。 湖面が沸き立ち、朝霧が舞う。 ぼぼぼぼぼ 漁に出かけるのか、漁船が沖へと出かけていく。 静かだった湖が騒がしくなっていく。 北岸の湖面にちょっとした半島があり、半島全体がキャンプ場になっていて 真っ白な霜が…

富士染まる「湖畔の夜明け」

天候 晴れ! 年が始まって最初の三連休 日本列島は4つの低気圧に囲まれたが、その中心に位置する富士山周辺は晴天に恵まれた。 Have a Nice Day 朝六時、同室に迷惑をかけないよう、静かに宿を出た。 世界各国を旅したというオーナーが営むゲストハウス「村…

山の中の湖

富士山に一番近い湖に来た。 山の中にぽっかりと大きな水をたたえる「山中湖」は、静かに波打っていた。 冬になると北国から越冬のため飛来してくるという白鳥、人なれしているようで 近くで毛づくろいをはじめた。 水をはじくフワフワの羽毛はとても暖かそ…

年初めの旅のこと

朝一番のバスに乗って旅に出た。 峠のバス停で、降りたのは一人だけ。 地図を見て、時刻表を眺めて、あとは行ってみて。 そう。 一歩、飛び出すことから旅は始まる。 この道はどこに行く。 まっさらな白い道が新年初歩きの道を案内してくれる。 大涌谷から噴…

小原の四季桜

里に入るカーブを曲がると辺りが急に明るくなった。 桜だ。 霜が降り、初雪の便りがあちこちから聞こえ始める季節に桜が咲いている。 時計の針が早まったのか、とても不思議な空間が桜の周りに漂っており その気配を感じるのか、谷にコジュケイの鳴き声がこ…

小さな茶畑のお寺さん

日の光が低くなった。 一本の木が寺の名残を残すのみとなった茶畑後に残る寺跡は 朝日を浴びて眩しく光っていた。 今は傍らに数体んお地蔵さんが人々を見守っている。 辺りはきれいに掃除がされ、気持ちよさそうに笑っていらっしゃる。 美濃白川の川面から立…

中央構造線の道を行く

駒ヶ根から九頭竜川を渡り東に延びる道を行き 中央構造線が走る断層の谷を目指し ひんやりと、朝日が差し込む九十九折の坂を楽しむ。 ゼロ磁場と呼ばれる分坑峠を通り過ぎ断層の道を南へと下っていく。 地蔵峠を越えて南下していきたかったのだけれども、 通…

彼岸の開田道 台風一過

初秋の三連休を連続して台風がやってきた。 天気予報とにらめっこ。 夜明けとともに雨が上がった国道19号を北へ北へと走りだした。 目指すは開田高原 山頂に避難小屋やテントを張れる場所がない御嶽山だけれど、五の池小屋に空きが出たようで、電話すると…

駒ヶ根YH

週末の金曜日、ソバの花とリンゴが実り始めた伊那の谷を訪れた。 目指したのは「空木(うつぎ)岳」 標高差2000mを越えるロングコースです。 せっかくなので、県民割りを利用できると聞いた駒ヶ根YHに35年ぶりに訪れることにした。 前来た時は、バイクがずら…

大河交わる場所のこと

名古屋から大阪へと向かう道 今週も、日の出とともに大阪へと向かい始めた。 右側の手前に見えるのが養老山地 その向こうに見えるのが鈴鹿の山々 ここは、3本の一級河川(木曽川、長良川、揖斐川)が合わさる場所 一級河川が並行して合わさる場所って、日本…

ゆるりの時間

名古屋から大阪へたどる道も何度目か ナビなくともたどれるようになってきた。 急ぐ道ではない。 気になる場所でアクセルを緩め、景色を楽しみゆるりと流す。 とことことたどる道は、時間もかかるが これがなんとも好きな時間 ゆっくりと帰り着く場所はいつ…

好きなこと

御嶽を見上げる開田の村では、村人が集まり草刈りや無人販売所の手直しなど 共同作業を行われていた。 ひとりひとりの力はちいさく、出来ることは限られるけれど ふたり、さんにん、よにん と増えると倍々に出来ることが増えてくる。 木を切り倒し、岩をどけ…

パンクのハプニングと暖かさを感じたこと

まさかこんなことになろうとは。 人里から20kmは離れた山の峠の登山口でパンクに気が付いた 細いアスファルトの林道の、雨水の排水のために斜めに盛り上げた段差でガツンと たぶん、あのときだろう。 でっかいボックスに付け替えてしかもザックを荷台に括り…

白川郷でゆっくりと

白山から下った昼下がり、道の駅に併設する温泉に入ながら、近くのゲストハウスを探してみると、白川郷近くに静かなゲストハウスが見つかったので、さっそく連絡してみると、開きがあるという。 一晩お世話になります。 今日はのんびりゲストハウスで過ごす…

高崎「染色植物園」

人は自然界の様々な万物から色を取り出し、調合することを知ったのはいつの事なのか。 植物から抽出した体液に糸を浸して染め上げ、焙煎という化学反応が生まれることを発見し。 千差万別に色を生み出す。 それは神の領域に足を踏み入れることと等しいのでは…

高崎にて

飯でも一緒に食わないか。 出張のついでに、一年前に家を出た子供の顔を見に高崎に足を延ばした。 高崎の町は、中山道と三国街道の分岐の町とし栄え、発展してきた。 ゲストハウスのこと 昔はユースホステルを利用して各地の旅を楽しんだものだけれども、最…

台風停滞の島田散歩

台風の通過と重なり、朝からホテルに缶詰めとなった休日 直撃で結構大変かと思い、食料も買い込んで心の準備をしていたが、昼過ぎには雨が上がったため、ホテル備え付けの自転車を借りて町をぶらっと散歩することにした。 ふらりと立ち寄った大井神社は、面…

大井川鉄道の旅

いつぶりだろう。 汽車に乗って旅に出る。 ごとごと旅に出る。 窓の外の景色がゆっくりと移り変わっていくのを眺めている。 ボボボボボ ピーーーーー シュー シュシュシュシュ ゆっくりと巨体が走り始める。 台風が上空を通り過ぎた翌日 大井川鉄道に揺られ…

旅に出ようか

御嶽山「開田高原登山口」横には、ひっそりとヤマオダマキが頭を垂れていた。もう少し早く着く予定だったが、登山口まで少し迷ってしまった。。この道は山頂までの道は長く人もほとんど通らないたし、山頂まで行くと昼になってしまうな。空の様子も思わしく…

頂きます。

夏野菜は、朝のとれたてがうまい。 夜が野菜をうまくする。 夜、野菜たちは、はち切れんばかりに水を飲み瑞々しく変身する。サクッかじると、口いっぱいにうまみが広がる。 高原の朝の小さな野菜の販売所には、宝物がある。頂きます。

小泉セツ『思い出の記』より

気になる”ことば”がラジオから流れてきたこと。 『私死にますとも、泣く、決していけません。小さい瓶買いましょう。三銭あるいは四銭位のです。私の骨入れるために。そして田舎の淋しい小寺に埋めて下さい。悲しむ、私喜ぶないです。あなた、子供とカルタし…

早朝の宿場町

熱帯低気圧が迫り、湿った空気が流れ込み、山沿いは各地で雷雨に注意と天気予報で報じられている週末。空を見上げながら木曽の御嶽を目指して早朝に出発した。 夜半に降ったであろう、ぬれた路面を中津川あたりまで北上したころ、空が白み始めた。コンビニで…

根っこを大切に

松本で大糸線に乗り換え、黒部立山アルペンルート長野県側の起点となる「信濃大町」で途中下車した。 時間はお昼、駅でソバを食べ、今日の宿を予約し荷物をデポ。 ちょうど駅前にレンタサイクルがあったので周辺を散策することにした。 借りたのは電動アシス…

思い出の種

汽車に乗って日本海へと抜ける旅に出た。 木曽谷から松本と経由して白馬、小谷を通り糸魚川へと抜ける計画。 空と相談しながら行き先を考えてみようと、泊まる宿も決めずに出発した。 静けさ漂う、早朝の始発電車に乗り込み北へと向かう。 北へ北へと進んで…