2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「大寒」一年で最も寒さの厳しい季節。 虫たちはどこに隠れて命を繋いでいるのだろう。 そんな疑問を持つけれど、どこを覗いたらいいのかな。 あっちこっち見てみるけどなかなか見つからない。 人の目って不思議なもので、慣れてくると、ちょっとした動きや…
キンと冷え込んだ朝、透き通った空の下、芳しい匂いが漂ってきた。 匂いに誘われて、振り向いてみると、蝋梅の花が、青空に向かって 花開き、芳しい匂いを放っていた。 俳句の世界では、蝋梅は小寒から立春までの間の季語とのことで まさに今、旬の花。 冬の…
裏山の向こう側の里に、竹で栄えた村がある。その村は、日本で流通する茶筅のほとんどを産している里。一子相伝で、綿々と茶筅(ちゃせん)作りが受け継がれてきた里。 京都と大阪、奈良を結ぶ古道沿いにその里は位置する。室町の昔、鷹山村(たかやま村)の…
スーパーに行けば一年中、好きな野菜を求めることが出来る。 便利にはなったけれど、旬の野菜を感じることがなくなった。 自らの手で作物を育てることの醍醐味の一つとして、旬を感じることが 出来ることだと思います。 秋に種を巻いた大根が今年もすくすく…
雪が降るとわくわくする。 なぜだかわくわくする。 北国の人からすると、大変なことなんだろうなと思うけれど やっぱり、わくわくするものは仕方がない。 雪はあらゆるものを、純白の衣で覆い尽くし、魔法をかけたように 一晩で景色を一変させる。 しかし、…
朝起きると外は雪景色だった。 いままで温かい日が続いていたが、昨日から冬将軍がやってきた。 今日は歳神様を見送る日 私市では、近くの神社では、焚き火を囲んでのとんど焼きが行われていた。 小雪が舞う中、家々からしめ縄などが、持ち寄られ炎と共に天…
冬になり、雑木林のヤブが枯れてくると廃道となった谷をめぐりたくなる。 久しぶりに脇道にそれていまは誰も通らない廃道の谷をたどることにした。 実は、国土地理院のちずにはこの道がまだ点線で書かれているのですが 倒木や台風による土砂崩れなどで、年々…
暖かな新春の風にコウヤボウキが揺れる。 茶色に色あせた穂の中に薄っすらと薄紫色を残す穂が一輪あった。 見上げると濃い緑色のステンドグラスが散りばめられた天窓が空を覆う。 古刹「獅子窟寺」の境内の社寺林は鬱蒼とした椎樫林に覆われている。 金剛山…
新たな年を迎えられたことを感謝し、気持ちを新たに入れ替える一年の区切り。 全国津々浦々、常に私たちのそばにあり、心のより所となっている村の神社 現代では、普段の忙しさに忘れがちですが、ことあるごとに生活の中にあり 思い出す不思議な存在です。 …