のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

山-白山

三方崩山 燃ゆる森へ入る

その昔、白山に住んでいた天狗が空へと飛び立った時に深い爪痕を残し三方が崩れたという。 北東・南東・南西の三方向にかけ崩落しており、登山道は痩せ尾根の通過が余儀なくされる。 国道156号沿いにある道の駅「飛騨白山」のすぐ目の前の林道の入り口を入り…

白水の滝

冬季閉鎖前の白山平瀬道:閉鎖の日 前日に高山土木事務所に電話して、閉鎖予定時間を確認した。 朝のうちにゲートを抜けると大丈夫そうだということが確認できたので、のんびりと朝日を浴びながら静かな「白水の滝」にあってからこの地を離れることにした。 …

不思議な森の時間

◆ケセランパサラン 何だろうこの「ふわふわ」は。 触ってみると、とてもふわふわで気持ちがよい。 ガマの穂のような植物もないし不思議なフワフワだとその時は思った。 帰って調べてみると、幸せの妖精「ケセランパサラン」と呼ばれているもののようです。 …

冬季閉鎖前の白山平瀬道:下る

登山口の大白川へ7kmの道を引き返す。 登りと下りは違った景色が見えてまた不思議なもの 空を見上げると、雲が先ほどいた場所付近に覆いかぶさってきていた。 頂上に向かっていた人は雲の中だろうな。 雲が変化を呼び風を呼ぶ 天気も良いけれど、やはり変…

冬季閉鎖前の白山平瀬道:通うことで感じること

標高2000m付近、北側の日陰で3週間前に降った残雪がちらほらと現れ始めていた。 下りの時にアイゼンを外すタイミングを考えながら登る。 アイゼンは安全でもあるが、引っかけたり、つまずいたり、転倒の危険もあり 装着のタイミングは地面の状況を見極めな…

冬季閉鎖前の白山平瀬道:いい感じ

11/3文化の日から代休を2日入れて秋の5連休を計画した。 どこに行こうかなと、天気の様子と紅葉の様子をにらめっこ。 ふと道路の閉鎖予定を確認すると、白山公園線が11/5でクローズ予定とあった。 春に訪れたときにまだクローズ中であり、歩いてみたかった…

霜降(そうこう)の三の峰「新しいノートを書くように」

下り道 色を拾い集めながらゆっくりと下り始める。 秋の山は色集めが楽しい。 一粒、二粒と落穂ひろいのように丹念に拾い集める。 高度を下げていくと白から黄色へと色が変化していく。 木々が織りなす素朴な色が心に染み入り、記憶のノートに蓄積していく。…

霜降(そうこう)の三の峰「季節を渡る」

白の峰へ 紅の森から、白い峰へ向かう。 青い空にそびえる峰は、天から舞い降りる白い衣に覆われようとしていた。 遠くに見上げていた最後の急登を上ると、真冬の白一色ではない、不思議な世界が広がっていた。 赤と白 キラキラと光る赤と白 深い雪に埋もれ…

霜降(そうこう)の三の峰「歩む」

幅ケ平から再び谷に下り、三ノ峰を目指す道に取り付く。 ここからはしばし急登が続くが、行く先には冬に向かう草花が迎えてくれ楽しませてくれる。 ゆっくり、一歩一歩足を前に出す。 野山を歩くのは、人生を歩くのと一緒かもしれない。 小さな一歩だけれど…

霜降(そうこう)の三の峰「幅ケ平のこと」

幅ケ平のこと。 三ノ峰を目指すには遠回りになるが、打波川を渡り刈込池を目指すことにした。 刈込池は、幅ケ平と呼ばれる森のなかにあり、三ノ峰の南東にそびえる願教寺山の崩落と浸食により台地上の緩斜地が広がる。 流れ込む水の流れはあるが、注ぎ出る流…

霜降(そうこう)の三ノ峰「余韻」

「西高東低の冬型の気圧配置となり風強く日本海側は雨が降り」 ラジオから流れる天気予報は冬の訪れを告げていた。 日が暮れ、満月の空を見上げながら夜明けを待つ。 気温はぐんぐん下がっていく。 霜降「高地から順々に霜が降り始める時期」 第五十二候「霜…

霜降(そうこう)の三ノ峰「鳩ケ湯断層を上る」

暦は霜降に入り、先週末に小屋締めとなった白山は、週末に初雪が舞ったと聞く。 あとひと月もすれば里も雪で覆われていき、ハンターカブで通うも困難になってくる。 田畑も収穫が終わり、感謝の祭囃子が聞こえてくる。 今回は、南西の登山道である、上小池か…

ちょっと一休み

晩夏、どんな変化にが起こっているのかなと、白山へもう一度訪れたいと、代休を当てていて天気も快晴の週末だったが、緊急事態宣言が拡大された。 自分はいいけど、地元人はあまりいい気はしないだろうなと、今回はおとなしくしておくことにした。 まあ、ま…

夏休みの自由研究

夏休みの自由研究が好きだった。 アゲハ蝶の観察日記、植物採集、アリの観察などなど いろいろと思い出に残っている。 朝、日が昇り始める一瞬の輝きを待っていた生き物たちが一斉に動き始める。 一生懸命動いている虫たちを見るのは本当に楽しい。 変わった…

生きられる場所

見上げる雲の上に人知れず咲き誇る花畑があるのをどれだけの人が知っているのだろうか。短い夏。競い合うように一気に咲き乱れる天上の花畑は様々な手段を用いて、訪れるものの気を引こうとする。 色。匂い。大きさ。形。一つ一つの花を眺めたり、匂いを嗅い…

あの道の向こうには

はるか彼方をのぞみながら、あの頂の向こうはどんな景色に出会えるのか、どんな花との出会が待っているのかワクワクしながらどこまでも歩き続ける。 振り返ると、歩いてきた道が眼下に延びている。ついさっきあのあたりを歩いていたんだな。一歩一歩は小さい…

ちょっとのチャレンジアップのこと

ちょっとのチャレンジアップのこと。今までも、週末ごとに野山を楽しんでいたけれど、仕事や資格取得のためにどうしても集中して出かけることがむつかしかったが、今年はうまいこと都合がついており、鈴鹿の雪山泊から始まり、テン泊を意識的に行い、日常の…

神の住む場所

白山は 御前峰を最高峰とした白山3峰に加え、別山・三ノ峰を加え白山5峰という。今回歩く道は、今の地図上では南縦走路と書かれているが、古来より祈りのとして多くの人が登ったという。山小屋に、御師活動(おし)に使われた、古地図が張ってあった。その…

山に入るとき

オリンピック開催に合わせて4連休が組まれた今年のカレンダー、一日早く休みを取りGWに訪れた石徹白(いとしろ)の登山口から白山(別山)を目指して山を楽しむことにした。食料は2泊+@をザックに詰め込んだし、もしものためにテントも入れた。 石徹白の…

雨のち晴れ

早朝、白川郷の空は雲沸き立つ空模様だった。 午前中は所によってしぐれるという。 いよいよ怪しくなってきた。 これは本降りになりそうだ。 どこかで雨宿りできるところないかな。 お休みの公民館?の軒先をお借りすることが出来た。 ここで、雨が上がるま…

石徹白の登山口

石徹白の登山口は、白山信仰の道でもあるとのこと。 道のあちこちに、神社や社の名残が残る。 石徹白の大杉脇にも、かつて社があったという。 登山口までのアプローチの道は、川幅が広く渓谷沿いに幕営適地がたくさんあり、登山口には、東屋もあって雨宿りも…

色探し

いったん国道まで下がり、桂の門番に挨拶をし。一本東側の登山口、石徹白(いとしろ)口をたどることにした。 先祖は、色に様々な名前を付けてくれた。 芽吹きの色だけでも、様々な色の名前がある。 ■柳色(やなぎいろ) 初夏の柳の葉色を思わせる明るい黄緑…

白山「上小池」 一時雨

ぽつぽつと雨が降り始めた。 冷たい空気は雲を作り、雨を降らす。 空を見上げる。 しばらく、休んでいこう。 持ってきた本を読むのにちょうどよい。 適当な軒下を借りて、雨宿りることにした。 雷が鳴り始め、雨脚が強くなる。 雨の中を走っても楽しくない。…

白山「上小池」への道ー行けるところまでー

GW前の金沢出張で見上げた白山は、まだたくさんの雪をたたえていた。 今年のGWは寒気が南下し、天候は崩れがち。 どうするかな。 そうだ、白山のふもとの春を訪ねてみよう。 そして、今後のためにどの登山口のアプローチが楽しそうかも下見をしてみようと思…

山小屋のこと

山小屋の苦労のこと のんびりと、山頂の一時を楽しめるのも、山小屋があるからこそ。 しかし、今年は、スタッフの方達は、コロナのおかげで大変ご苦労をされていた。 みんな同じ方角を向いて、席を一つづつあけて、時間帯を3つにわけての食事で、味気ないけ…

白山「大地の鼓動」

白山のこと、名前は前から聞いていたけれど、何となく知らなかった。 何となくということは知らないことと同じこと。 今回訪れてみて、いろいろと興味がわいて調べてみると、石川県のHPに「白山の自然史シリーズが多数アップされていた。 とても興味深い冊子…

白山「夢の花園」

ひらひらと舞っている小さなシジミチョウみたいなのは何チョウですか? お花畑で、網をもって、調査をしていた方に尋ねてみた。 ひらひらと飛んでいるチョウですね。 ベニヒカゲといって、高山帯に住むヒカゲチョウじゃないかな。 日が陰るとすっといなくな…

白山「ゆくすえ」

黄色い花のホトトギスが林縁できらりと光っていた。 世の中には様々な種があることを当たり前のように思っているけれど、 思えば不思議なこと。 いや、同じものが何千回も何万回も、いや永遠に続くことの方が奇跡なのか。 コンピュータの世界で、一つのビッ…

白山「めぐる時間」

太陽は大気を温め、空気に対流を起こす。 水を温め蒸発させ、雲を作り出す。 夜の間に冷やされた空気は地に下がり、雲海となる。 日が上り始めると、次第に大地と空気は温められ、次第に雲の海は消えていき 一旦、大気の中に吸収された水たちは、だんだんと…