のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

山-白山

ビビっと

お! 「タマゴタケ」だ! 食用になるというが、どうも勇気がないので 写真に収めるだけにしておこう。 野山を歩いていると、ビビ!とくるものが目に入ってくることがある。 それは、キノコだったり、花の蕾だったり はたまた虫のバトルだったり とにかく、ビ…

下り始める時のこと

室堂に近づくと、雲が濃くなり小さな雨粒が風に交じり始めた。 南竜から室堂まで登り返し、先に行ってもらっていた同僚にターミナルで追いついた。 どうする?ゆっくりコーヒーでものんでから、チャレンジしてみようと思う。 そうか、検討を祈っているね。 …

短い夏のこと

高山で一斉に開花する花には、たくさんの虫たちが集まります。 そして、時間が凝縮されたことでより濃く、際立って見えるのかもしれません。 小さなカミキリムシや蜂たちが目立ち、時々蝶もふわふわと飛び交っている。 あれから半月あまり、山小屋などの便り…

南竜ヶ馬場

白山室堂から1時間ほと南に下った谷合に南竜山荘があり 豊かな水が流れ、そ白山エリアでテントが許可されている野営場がある。 花真っ盛りのこの季節の週末、テントの花が馬場に咲いていた。 思い思いの時を過ごし変化を感じる。 日帰りでは味わえない時が…

雲迫る

最後の急坂を登りきると、目の前に空があった。 もくもくと沸き上がり変化していく雲 ぐんぐんと育ち、襲ってくるような感覚 夏の雲だ。 どうする? 明日は天気悪そうだけど。。 今日のうちに頂上に行くか、このまま南竜テント場まで下るか。 んー 朝早かっ…

つながる花道

大倉山避難を超えて少し下り、上り始め高木がなくなってくると ちらほらと、花たち顔をのぞかせ始める。 時折雲が絡み涼しくなる。 これなんだろう。 調べてみると、ミヤマカラマツソウの若い果序のようでした。 成長に伴ってまるで別の植物のよう。 こちら…

大倉尾根

東に山並みを眺めるいつも一服するベンチに腰を下ろし、持って上がった サンドイッチを頬張っていると、傍らの梢からウグイスの声が聞こえてきた。 汗が引くのを待って、腰を上げる。 もう少しいくと大倉山の避難小屋 昨年は天気が悪く、ここに停滞しゆった…

ゆっくりと

この季節になると街の中にいても山の景色を、思い起こすことが多い。 山の上の花畑と最初に出会った時は、こんな光景があるんだととても驚いた記憶がある。 北海道から、嫁さんが来るんだ。 どこ行くの? 同僚と話していて、せっかくなら白山に行かないかと…

雲の中の花まつり

空の上、雲の中を漂う そんな感じだった。 雲の中は花の楽園 色とりどりの空の花が現れた。 日本の三大霊山の一つ「白山」の夏祭りが始まった。 またここに お祭りに参加できることがありがたい ランキング参加中登山

鮎の季節

雲に覆われていた山頂にでると、ちょうど雲が抜けていった。 日差しは強いが気持ちがよい。 下界はこの夏一番で名古屋は40℃にもなると予報が出ていた。 やはり夜明け前に出発して正解でしたね。 ついとつつくと溢れだしそう 水気を含めるだけ含んだ大気が…

春から夏への端境期

地に夏椿が広がっていたが、上を向いても花が見えない。 夏椿の花は上向きに咲いていて、下からは見えにくく 花に気付くのは足元であることが多い ブナ林が続く尾根の道 運天の空から時折朝日が差し込む稜線の尾根 ゆっくりと肺に空気を取り込みながら進んで…

朝日の下り道

室堂のお花畑の最後のハクサンフウロが見送ってくれた。 さよなら。 また来年会おうね。 草花の種は、確実に実り朝日に輝く。 透かして見るときちんと実がついている。 ぱちんと弾けて跳ねていくもの。 風に乗ってフワフワと空に登っていくもの。 空の向こう…

朝日の道

南竜が馬場のテント場に日が差し始めたころテント場を後にした。 前回は雲の中だった道を再度歩く。 今度はまた別の道のようだ。 空が広い。 出来損ないのうろこ雲か。 秋はもう少し先のようです。 行く道を見て 来た道を振り返る。 火が登るほうを見ると、 …

ゆるやかに流れる夜のこと

南竜のテント場に静かに日が沈む。 時の流れが緩やかになり、気持ちがほぐれていく。 空気が入れ替わりひんやりとしていく。 前回よりもテントは少ないかな。 2回目なので、室堂の丘が見える良い場所が大体分かっていているので その場所をチョイスしました…

夏の日差しと秋の風

標高2450mの室堂平まで登ってくると、草紅葉が始まっていた。 大白川の登山口が1250mなので高度差は1200mほど 100m高度を上げると気温は0.6度下がるので 登山口からだと12×0.6=7.2度ということか。 都市部の標高0mからだと14.4度温度が低い計算になる…

森林限界あたりの景色

夏、色とりどりに咲き乱れていたお花畑は、 次第に色あせ実を結び始めていた。 ハクサンフウロ わ、花火みたい。 思わず見とれてしまいます。 夏の生き生きとした感じもいいけれど、 ちょっと枯れ始めもなかなか素敵です。 魅力的な形をしているトリカブトも…

実りの季節

大蔵避難小屋をすぎるとダケカンバの樹林帯に入ると色好き始めたマユミが出迎えてくれた。 マユミとツリバナは似るが 実のの割れるはずに違いがあるという。 マユミは4つに割れ、ツリバナは5つに割れるという。 また、花弁も同じで小さな白い花がたくさん…

大倉尾根

片面が崩れた大倉尾根に出ると、ダケカンバの樹林帯に入る。 少しのアップダウンを繰り返しながら歩いていくと 時期に大倉の避難小屋だ。 ガレ場には、前回来た時はマダツボミだったオオヤマリンドウがほころび始めていた。 白いホオコ草はもう終わりを迎え…

ブナの森からダケカンバへと

夏の花ほど鮮やかではないけれど 何となく心惹かれる秋の花が咲き始めている。 ノブキの花が微笑みかけてくる。 ブーンと沢山の羽音が聞こえる方に目を向けると 紫色のヒキオコシに花バチ達が沢山あつまっていた。 アザミだろうか 調べてみると「オヤマボク…

晩夏

3週間ぶりだな。 今年は白山を中心に歩こうと決めていて、周辺を歩いている。 今回も南竜でテント泊を計画をして、金曜日の仕事をかたずけ 平瀬登山口の休憩小屋へと向かった。 何度か通い勝手がわかって来た森の中の登山口の小屋で仮眠を取り 夜明けととも…

続く道

天井から谷に下ると、周りはまた雲の中に入り始めた。 段々と視界が薄れてくる。 地図には「迷」マークがある。 確かに、霧に閉ざされると方向感覚を失い迷いやすいと思われる。 こういった道では注意が必要で、分岐毎に進行方向と現在位置をこまめに確認し…

大汝峰から

空が開けた。 大汝峰山頂に出ると、目の前に剣ケ峰、そして御前峰が大きくその姿を現した。 やはり足を延ばしたかいがあった。 雲も抜け、すっきりと空が広がる。 タイミング的にも申し分がない。 しばらく、この景色を堪能することにしよう。 荷を下ろし、…

空へ出る

小腹が腹すいてきたな。 ちょっと一休みして小腹を満たしていこう。 大量のアルファ米を入手したので、色々試してみているが、 今は、乾燥野菜+混ぜるシリーズが歯ごたえ、味ともにお気に入り。 一気に食べるのではなく、行動食代わりに少しづつ休憩の時に…

西の巻き道

おはようございます。 まだ人の少ない時間帯、それぞれの楽しみで遊ぶ。 晴れてきた。 振り上げ見れば気持ちの良い青空が広がる。 真正面に大汝峰がまじかに見え始めると、ハイマツの道が奥へとつながる。 さて、どちらに行こうか。 西側を巻いて北側から登…

光と風と大地

雲が開き阿弥陀様が、天から降りていらっしゃった。 弥陀ヶ原はそんな幻想的な風景がまっていた。 雲の向こうは青い青い空が広がっている。 だけどまたすぐに青い空は乳白色に染まっていく。 水彩絵の具の筆を水の中に入れてかき混ぜたよう。 弥陀ヶ原からし…

雲の中のエコーライン

南竜より東の空を望むとほのかに明るくなり始めた。 朝5時、雲の中にあっても、夜は開ける。 夜明けとともにテント場を後にする。 昨日下ってきた室堂への登り返す。 室堂への道は4本の道がある。 今回はエコーラインと名付けられた花の道を行くことにした…

南竜へ下る道

今夜のテン場へは、室堂から南へ一時間少々下っていく。 丁度、大倉山からここに登ってきたのと同じくらいの道のりです。 歩を進める稜線から東を眺めると、谷を挟んで大倉山の尾根が続く。 しばらく行くと、谷底に小屋とテントがちらほらと見え始めた。 南…

室堂平

御前峰がすぐそこに見え始めた。 「室堂」と「展望歩道」の分岐は近い。 もう一息、一服していこう。 ハイマツの通りを抜けると、雪渓が見え始めるとともに 赤とんぼが増え始めた。 夏は高山に登り秋とともに里に下ると聞く。 赤とんぼも涼しいところが好き…

大倉尾根のお花畑

大倉山の避難小屋を過ぎると、次々と花が現れ始める。 やはり、進んでいてとても楽しい花の山だね。 春の花は実を結び 夏の花は花開く 高度差により季節の端境期がほぼないといってよい 春夏秋冬 四季折々にめくるめく そんなところです。 #ハリブキ #キヌ…

夏のお花見へいく

金曜日の夜か、土曜日の朝か 出発のタイミングを悩んだ週末 山域に入っていくと、路面の状態が夜半に雨が降ったことを示していた。 朝出て正解だったかな。 風邪をこじらしたり、所用で3週間ぶりの遊山の週末は 月ごとに通っている白山を目指した。 岐阜側…