のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

森林限界あたりの景色

夏、色とりどりに咲き乱れていたお花畑は、

次第に色あせ実を結び始めていた。

ハクサンフウロ

わ、花火みたい。

思わず見とれてしまいます。

夏の生き生きとした感じもいいけれど、

ちょっと枯れ始めもなかなか素敵です。

魅力的な形をしているトリカブトもあちこちで咲き始めていた。

この花が猛毒をもつとは、にわかには信じられない

よく目立ち、きりっとして素敵な姿をしているのに。

とげとげ葉っぱのハリブキの赤い実がのぞいている。

根は解熱剤にも利用されるという。

先のトリカブトも乾燥させ、滋養強壮の薬にもなるという。

先人は試行錯誤を繰り返しながら山野と暮らしてきたのでしょう。

花筏のように葉っぱの上に花と実が付く不思議な植物

秋、透き通ったきれいな実が付くオオヒョウタンボク

こちらも毒があるようで、おいしそうな実は口にしては駄目だとのこと。

オオヒョウタンボクが現れ始めると森林限界が近いといいます。

ナナカマドも現れ始めました。

青い葉に色づき始めた赤い実の向こうには御嶽山

左に見える乗鞍岳とよく見えます。

そういえば、御嶽の五ノ池小屋に泊まった時は雲海の向こう側に白山が見えていた。

また行ってみようかな。

振り向けば、白山の主峰「御前峰」がもうすぐそこに見えてきた。

平瀬道はずっとこの御前峰を仰ぎなら登ってくるのですが、

やはり近くになるとでっかく見えます。

左側の方の下が室堂

さあ行こうか。