のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

せめぎ合う景色

酒蔵から見上げた崖を登っりつめると、飛騨川と大地がせめぎあって流れる景色が広がっていた。 面白いなあー 中部界隈を歩き始めて2年がたつ。 今まで気が付かなかった景色に気付く。 そして、かつて界隈を奪い合い、せめぎ合った戦国武将の痕跡が漂う地を…

大寒の鏡開き

大寒に入った週末、飛騨川沿いの納古山南側の川辺登山口前の駐車場につくと、目の前にある創業160年を迎える平和錦酒造さんで、丁度鏡開きの新酒まつりが開催されていました。 お兄ちゃん食べていき。 酒粕に醤油を炭火で縫ってあぶったもんだよ。 こんな食…

お月様と暦のこと

薄雲がかかり始めた空の向こうに、月が登り始めた。 もうすぐ満月のようです。 満月の夜のお月様は本当に明るくあたりを照らすが、 お日様が登っていらっしゃるときのお月様は、とても控えめ。 陰に日向に私たちを見守ってくれているお月様は、なんだかお母…

空と眺望

見上げる空が広い。 仰ぎ見る空は青かった。 見上げる恵那山は帽子をかぶっていた。 お椀をひっくり返したようなその姿は、名古屋市内の家の窓からもよく見えて 毎朝、今日はどんな姿かなと、つい拝んでしまいます。 しかし今日は良い天気で、360度の展望が…

稜線の道

季節の混ぜあう初冬の稜線の道が続く 東側の斜面は、高く上った日に照らされてすっかり乾いてきた。 この北側の斜面はナギと呼ばれ、崩壊が続いている場所が複数ある。 台地は寒暖、水、地の揺れなど様々な要因で崩れていき、 崩壊と隆起を繰り返して常に変…

小雪迎える

本格的な寒さはまだ先だけど、少しづつ季節が変わり始め 名古屋市内の自宅から望む山々にも、白いものがちらほらと見え始めた。 小雪に入り季節の駒が一つ転がったようだ。 恵那山に行ってみようか。 中津川から東に入り、神坂峠まで上り詰める。 峠にカブを…

不思議な場所

登り口から小一時間で峠が見えてくる。 あそこで一休みしますか。 峠で一休みして先へ進む。 不思議なところでしょう。 1時間登ってきた山奥に、広い扇状地が広がる。 この山域は、炭焼きが盛んであちこちに窯跡があったり この道をまっすぐいくと、鉱山跡…

お久しぶりです

雲一つない青空が広がった休日 かねてから一緒に行こうと言われていた先輩とともに お互いの中間地点の山の裾野の駐車場で待ち合わせした。 久しぶりですね。 定年されて家でのんびりしていたが、再度最近働き始められたという。 体の動くうちは働くのがいい…

素敵な予感

おや、この道いいかも。 高賀山の西側は、谷から湧き出た豊かな水と森が広がっていた。 それに人もほとんど通らない。 掘り出し物の森を見つけたかも。 太陽の光が気持ちよく森に注がれ、 心地よい水音が森に響く。 渡りの小鳥のこえが風の音に合わせて歌を…

高賀山「円空が修業した山」

岐阜方面は帰りの道が混雑するのであまり足を延ばしてこなかったが 紅葉もそろそろ1000m前後まで下りてきた頃かと思い 円空も修業したという岐阜の山「高賀山」に足を延ばしてみた。 中腹の高賀神社の横を通り過ぎ、公園として整備されている駐車場から登り…

穏やかな一日の事

岐阜の下呂温泉と、長野県大滝村の間に位置する阿寺山地 今は日帰り温泉だけになっている、乗政温泉の一軒宿の軒先には 沢山の干し柿が吊るされていた。 きりりと冷える朝の空気が、干し柿を甘くし 木々を色づかせていく。 気持ちがいいな。 のんびり歩きは…

風任せ

落葉とともにもう冬籠の準備ができている。 ムラサキシキブは恥じらい気にうつむいていた。 そっと膝まづいてみると、草むらは様々な色の変化を見せてくれていた。 何色というのだろう。 不思議な色だ。 なんだか落ち着く色だ。 色って面白いな。 色っていろ…

秋色の美術館

秋色の美術館が開館した。 筆を手に取り、思い思いの色が森のキャンバスに塗られていき 山いっぱいに広がっていく。 紅葉 なんて不思議な化学変化なんだろう。 植物の体内で静かに、そして急速に変化する冬への準備 誰かがスイッチを押したように一斉に変化…

山上の台地の風景

空を見上げると、空を横切っていた。 季節が変われば空の風景も変わる。 空の模様が変化する。 空の色が変わり 風の音が変わる。 季節を求めて抗おうと、色はしだいに失われ眠りの準備に入っていく。 ゆっくり、ゆっくり 確実に冬は近づく。

空の大地へ上がる

時のたつのも忘れ、シマリスたちと戯れて楽しい時を過ごしていたが 空を見上げると青空が広がり始めていた。 今日は、シマリスのところでのんびりしようかなと思っていたけれど、 気持ちの良い光に誘われて、御池岳とボタンブチの方に足を延ばしてみることに…

御池山のシマリスたち

カサ、カサカサ 小さな枯れ葉の音のした方に目をやると、 素早く動く小さな個体が視界に入ってきた。 あ、いたいた 日本でシマリスと言えば北海道のエゾリスが在来種ということだけど、 移入されたものが野生化して、本州では現在、岐阜・新潟・山梨で定着し…

ドングリの森へ

湿ったっ空気が北に入り込み、飛騨地方は予報がどうも怪しく 太平洋側は比較的穏やかな週末となった。 そういえば、この時期の御池岳はシマリスが戯れていると依然聞いたことがある。 シマリスに会いにというのもいいかもしれない。 コグルミ沢の登山口の横…

日が短くなりました

駐車場から2-3時間で山頂に立てるお手軽な白草山 今朝の出発は、ゆっくりだったので、いつもは閉まっている道の駅が開いているので除くと、朴葉寿司があったのでひとパック頂いてきた。 1パックに3種類入っていて、少しづつ味わいが変化を楽しめる。 酢…

変化の季節

カンカン 山は森の生き物の境界 足を踏み入れる前に挨拶をする。 秋の便りが空から届き始め すこしづつ、森が秋色に染まり始める。 そんな季節の最前線 森の生き物たちもそんな季節を敏感に感じ取り 冬ごもりを急ぎ始める。 この日、季節がぐっと後戻りして…

林道のこと

森へ入って糧を得る。 そういう営みを長く続けてきたはずだ。 道を切り開き、山へと分け入り木を伐りだす。 さまざまな技術がそこには必要で、長らく伝えてこられたのだと思います。 峰から峰にワイヤーロープを張り、重い木材をは吊り下げて運び出す。 すご…

山国の風景

日本は山国だなー ポコポコと山と谷が延々と続いている。 かつて戦国の武将たちが山谷を駆け巡ったであろう、奥美濃の山々がどこまでと続く。 喧騒の街を離れ、奥へと奥へと足を踏み入れるほど濃くなってくるものがある。 自然の匂い、動物の気配 鳥の声、風…

森の静かな朝のこと

夢のような夜が明けた。 今回借りた場所は、先人が炭を焼いたであろう場所 人が去り何十年たったであろうが、今もちらほらとその名残が残る。 森が明るくなると同時に、小鳥たちの朝の歌声が響き始めるのを聞きながら 火をおこし一杯のコーヒーを頂く。 うま…

大切な時間

夏を思わせる青の中に、朱がゆっくりと染み出してきた。 色の変化 季節の変化 変わる季節の匂いを嗅ぎながら渓谷沿いの散歩道を奥へ奥への進んでいく。 根の平峠から先は緩やかな平坦地が広がり、あちこちでテントが張れる場所が広がる。 どこにしようかな。…

千種の道

大きな杉の木だ 千草街道と呼ばれたこの道は、古くから伊勢と近江を隔てる鈴鹿山脈を越える重要な街道の一つで、炭焼きの跡や鉱山跡など人の暮らしの痕跡があちこちに残っている。 おや、なめこがある。 びっしりと秋のごちそうが並び始めていた。 人が多く…

季節の匂い

お月見をと思っていたが、天候は足早に変化しそうな空模様に迷いながらの三連休 比較的晴れ間が多そうな予報の南方面ということで、鈴鹿の森に行き先を決めた。 去年の初雪のころから1年ぶりかな。 久しぶりに近くの森でゆるりと楽しむことにして、ハンター…

どんぐりかいぎ

実りの秋は、動物たちへの大切な贈り物 冬に向けて生き抜くための大切な食べ物 大日岳への尾根道は木の実の道だった。 風が吹き、バラバラとドングリが飛び跳ねて転がっていく。 なみなみの葉っぱは、ミズナラのようだ。 子供の頃に住んでいた家の脇に、大き…

彼岸の開田道 下り道

さあ下ろう。 鳥たちとのゆっくりと戯れることもできたし、今回もよい遊山だった。 淡く輝く季節の変化を楽しみながら ゆるゆると下っていく。 登りと下りでは、目線が違い 同じ道でも、新たな気づきがあったりする。 森の中に、まるい湿原がある。 どんなと…

彼岸の開田道 合掌

あの噴火から8年 あの時も、こんな晴天だったという。 手を合わせるため、二の池まで上がった。 今、山頂の剣ヶ峰までの通行止めも解除されていて、多くの人が訪れているようだが、 どうも、山頂までは足が向かない。 ここで祈ることにしよう。 ■下る道 快…

彼岸の開田道 あたたかさ

南の空が、花火が打ちあがるように、ぱ・ぱっと時折輝く 雷だ 穿孔は強烈で、間際なく続く やがて東の空がうっすらと明るくなりはじめると、闇が解け始めた。 景色は次第に形を取り戻しはじめ、昼の姿に戻り始める。 昼と夜 昔から物語で紡がれてきた様々な…

彼岸の開田道 雲の海

五ノ池小屋が見えてきた。 最後の斜面をトラバースする。 稜線に出ると、はるかに雲海がどこまでも続いていた。 どこまでも続く雲の海 まさに、海そのものだ。 台風がおいていった湿った空気の置き土産 海の向こうに浮かぶ島は、白山だろう。 大海にゆっくり…