のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

恵那 鼓動を感じるとき

先客は3人のグループで静岡の方から来られたとのこと。

室内にテントを張られて、準備をされていた。

私も、張らせていただきます。

冬場は、小屋の中でもテントを張ると布地一枚ですが、暖かいのです。

薪どうされたのですか?

今日はここでゆっくりしようと、持って上がってきたよとのこと。

良いタイミングで上がってきたものです。

しかも、もう何十年も山を続けられていている経験豊富な方で

色々な話を聞かせていただいた。

あっという間に余は更けていき、満天の星空が広がっていた。

満月の月光に赤い小屋が浮かび上がる。

いい小屋ですね。

心地よい眠りから覚め、外を覗くと雲に取り囲まれていたが、

日の出とともに雲は流れ去っていた。

恵那山の山頂は樹木に聞かれて見晴らしがよくないが、唯一小屋の裏に見晴らしの良い岩がある。

登ってみて驚いた。

雲は流れ去ったのではなく、空から下に下がっていっていたようだ。

冷やされた雲は下に下がり雲海り、どこまでも白い海原が続いていた。

南アルプスの向こうに富士が見える。

無風快晴、今日も心地よいよい一日になりそうです。

さあ、かたずけて下ることにするか。

日暮れともに寝床につき、夜明けとともに歩き出す。

地球の鼓動と同期する。

そんな週末の過ごし方が好きです。