のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秋の蝶

秋にこんなに蝶が多いとは今まで気が付かなかった。 考えてみれば、厳しい冬を耐えて越冬するには、この時期に数多くの子孫を残して置かなければならないですよね。 成虫・蛹・そして幼虫とさまざまな形で冬をこす、小さな蝶たち。 何処に、そんな力があるの…

心地よい場所で

徹夜明けの朝。 あー、紅葉の山へ行きたい。 どこか気持ちのいい場所で、景色を眺めながら寝るだけでいい。 山行きの準備だけしていたが、どうも調子が悪い。 仕方ない、こういう時は無理せずに裏山にしよう。 せっかくなので、手に入れたテントの試し張りも…

求めない

母は気に入った詩や歌を、昔から紙に書いて壁に貼り付けておくことが好き。 数年前に帰省した折に、壁に貼られていた詩を目にしていた。 以来、この詩が気になっていたが、先日「加島祥造」という人の詩だと知った。 - 求めない− すると 簡素な暮らしになる …

赤い実

薄暗い囃しの中で、ゴンズイが艶めかしく輝いている。 実りの秋は、色とりどりの実で賑やかになる。 あちこちで私の方が美味しいよ! と、鳥達にアピールしているのでしょう。 赤のみは、より目立つように紅葉が始まる少し前に熟れるのかな? エナガが美味し…

へくそかずら

冬のリース作りなどに重宝する、この蔓状の植物。 名前をヘクソカズラと呼ばれている。 銀杏の実もなかなかに臭いけど、このヘクソカズラはその弟分というところでしょうか。 夏にはなかなか、可愛い花を咲かせます。 真ん中の赤い模様が、"やいと"の痕に見…

さようなら

少し蒸し暑さがぶり返してきた、秋の夜。 T君と、お別れをしてきた。 人はいつか別れる時が来る。 分かってはいるが、どうしてと問いかけてしまう。 告知から、治療を拒んで残りの人生を精一杯過ごしたという。 自然に身を任せるのもひとつ。 精一杯抗うのも…

冬支度

祭りの終わった静かな週末は、雨になりました。 しとしととふる、少し冷たい雨。 そろそろ、冬支度の頃でしょうか。 冷たい雨に打たれた秋の花は、キラキラと宝石のように光っている。 あ、雨が上がってきたよ。 少し光が差し始めたね。 ふと、トリネコの木…

たくさんエナガと会えた日

あ、アケビだっと思って見上げていると、エナガの群れが近づいてきた。 一羽が、アケビに取りつくと、2羽3羽とわれさきに味見を始めました。 おいしい!おいしい! 秋の味覚が好きなのは、みんな一緒だね。 この日は、あちこちでエナガの群れと出会う日で…

つながるいのち

一雨ごとに、里の草木が秋色に光り始めた。 それは命の輝き。 様々な方法で、命をつなぐ者たちの精一杯の輝き。 きらきらと光り輝く命のボール。 ころんころんとつながっていく。

働き者

コウヤボウキ(高野箒・キク科) 花言葉:働き者冬枯れの枝を束ねて箒をつくる、しゅっとした姿に、くるくるっとした、愛らしい高野箒の花が咲き始めた。 その小さな豆電球のような蕾に、小さな花蜂がにやってきた。 まだ花は開かないの?と問いかけると、小…

夏と秋の季節

「みてみて!」カマキリ捕まえたよ!(^^)! 小さな男の子がかけてくる。 いいの見つけたね。 たくさん見つけられるといいね。(*^_^*) 10月三連休の中日。 くろんどの森は、生き物であふれていました。 少し汗ばむ秋の休日。 色とりどりの秋の花が花盛り。 そ…

季節の変わりめ

秋も深まりを感じているのは、人だけではないようです。 いえ、人よりはるかに敏感に感じているのは、森の小鳥たち。 稲刈り後の水田で、ハクセキレイもなんだかそわそわしています。 なんだか、気持ちがいいね。 森にはいると、小鳥の群が枝から枝へと飛び…

秋祭り2013(こころ騒ぐこと)

◆繋ぐこと 五穀豊穣を八百万の神に感謝する秋祭りの夜は、半月の光の元、元気のよいかけ声とともに始まった。 久しぶりやのー。 年に一回しか顔をあわさない面々もいる。 女の子はだめ! 頑固者、時代遅れと言われながらも、私市のだんじりに乗れるのは、頑…

秋祭り2013(繋ぐこと)

お祭りの季節がやってきた。 天田の宮神社境内に収められている、私市のだんじり。 かつての秋祭りでは、年に1回、私市村の氏神である、若宮神社に神様をお迎えしていたという。 いつかまた、復活したいものだと、みなが呟いていた。 その念願の私市だんじ…

ゴブリン

ゴブリンに似てると、先日tochikoさんと話題になったハンミョウにまた会えた。 しかし、この面構え。 大胆不敵だ。 その上、この上なく美しい。 一生懸命穴をほっていたのだが、卵を産みつけようとしているのでしょうか。 成虫はこのまま、てんとう虫と同じ…

秋の始まり

久しぶりで歩く、くろんどの森。 ポツンと秋色の雫が空から落ちていました。 少しづつ、秋は日確実に里の森に広がっていきます。 林の中から、夏の日の名残を惜しむかのように、ツクツクボウシの声が響き渡ります。 兄弟キノコがニッコリ笑って、ツクツクボ…

60年

私市植物園が産声を上げてもうすぐ60年を迎えるという。 60年前か。 60年前ってどんな風景だったんだろうと思っていると、パネル展示が開かれていた。 そうか、この頃は全部人力だったんだ。 単純にびっくり。 人間の力ってすごいな。 ありさんみたい…

ハーブティー

入れてみましょうか。 植物園事務所脇のテーブルに、お茶のセットと鉢植えのハーブが置かれていた。 来園者サービスとして、今年から初められたそうです。 頂いた、一杯のハーブティは、甘酸っぱいレモンの味 秋空を見上げながらほっと一息。 ご馳走様でした…

らくがき

小さな子が歌う歌が何処から聞こえてきた。 どんな歌を口付さ見ながら、書いたのかな。 友達と一緒に書いたのかな。

糸井の大桂「初秋」

糸井渓谷の最深部に鎮座する、糸井の大桂はそろそろ衣替えの時期かなと、少し寄り道をしてみました。 国道を離れて渓谷に向かう道では、稲刈りがすっかり終わり、木々は少しずつ冬への準備を初めていました。 道が二車線から言っ車線に変わり、山が両側に迫…

水引

初めてこの植物を見たのは、26才の頃、金剛山でのキャンプへの道すがら。 「うわー。すごい綺麗。」って思わずつぶやいた。 見ているようで見えていないものは、沢山あること。 興味がなければ、目に入っていても、自然にフィルターされて、見えてこない。…

オオバコ

ふと足元を見ると、オオバコの花が満開です。 オオバコの種は、ねっとりと粘膜状になり、人の靴底について運ばれていくため、道端に多いという。 踏みつけられても踏みつけられても、しっかりと受け止め、元気に育つ。 生薬にもなり、まさに縁の下の力持ち的…

精一杯

精一杯。 精一杯。生きました。 美しく初々しかった衣もぼろぼろになり。 羽ばたくのも苦しいけれど、もう少し。 もう少し、生きていることを感じたい。 狐の孫がそっと傍らで見守っていた。

秋本番

スッキリと晴れ渡った秋の空の下、近くの小学校からは運動会が開かれ元気な子供たちの声が響いてくる。 空気が澄み、空が高く感じられ、少しずつ秋も本番に入っきました。 赤トンボたちは、紅色に体を染め始め、恋の季節を迎えています。 あれ!? こっちで…