のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

地に眠ること

夏、大輪の花を咲かせた蓮は地に帰ろうとしていた。 暗い暗い地の底に帰ろうとしていた。 大空に精を放ち、精一杯に生き抜いたものたちは 屍のごとく横たわる。 一人、また一人と力尽き、横たわる。 暗い地の底から響く、力強い鼓動を聞きながら静かに横たわ…

アゲハチョウ観察日記3(蛹)

あ! みっけ! でも、どうしてこんなところなの? 近くのみかんの木からだいぶ離れている。 こんなに遠くまでくるんだ。 でも、道路脇のこんなに目立つ所に。。。 春までみんな見守ってね。

早起きは三文の徳

初霜が降りた晴天の朝 紅葉の森は、光と森の妖精が踊りを舞っているようでした。 紅葉の時期 森の散歩は早朝に限ります。 朝の清々しい空気が木々の肢体を浮かび上がらせ、妖艶な姿に見惚れます。 美しい 虹色に輝く姿は本当に美しい。 ただただ、美しい。 …

子守唄

北国から初雪の便りが届き始めるころ、私市の里山は秋色の変化の時を迎える。 広葉の森は七色に輝く 360度の宇宙に囲まれたような不思議な感覚 くらくらと目眩がしてきた。 全身を大空に向かってせいっぱいに伸ばし、太陽の光を沢山受け取った木々達は 最…

芋ほり

後輩の家族を誘って、芋ほりをした。 一人で掘ると大変だけど、みんなでワイワイ掘ると楽しいものだ。 畦に即席の食卓をつくって、掘りたての芋を天ぷらにした。 とってもあまくて美味しい天ぷらだね。 今年最後のピーマンもどうぞ。 おいしいね。 おいしい…

村祭りのこと

大阪と京都の真ん中ほど そして奈良への街道も伸びる街道沿いに小さな小さな神社があり 毎年大切に育てられた稲が黄金色に輝くころ、五穀豊穣を祈る村祭りが開かれる。 天田の宮と名付けられた神社の南側に、小さく扇方に棚田が残っている。 都会の片隅で、…

アゲハチョウ観察日記2(また会えるといいね)

人参を覗くと黒い姿に白い帯をまいた小さな小さな幼虫が隠れるように しがみついていた。 一生懸命食べて大きくならないとね。 小さな幼虫はどんどん大きくなる。 大きくなると服が小さくなる。 小さくなった服は脱皮して着替えるんだ。 黒い服は2回脱ぎ捨…