2012-01-01から1年間の記事一覧
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大晦日の朝。 障子を通してうっすらと月明かりが差しこむ。 年末にしては、温かい朝。 天気予報ではこれからぐっと寒くなってくるという。 この年末は、子供たちの受験が目前に迫っている為 帰省せずに自宅で過ごしている。 この一年は、本当に楽しい出会い…
雨が止み、寒さが緩んだ年末の一日の始まりは、朝日に輝く光玉で 溢れていました。 瑞々しい光の玉。 一年の終わりに命の雫に出会え、とても嬉しい。 壊れそうな、微妙なバランスを保っている。 イタズラに少し触ってみると、プルンと音がして大きな光玉が生…
今年、大変お世話になった私市植物園も、年末年始はお休みです。 連休最終日の閉演間際の時間帯に、今年最後の見納めに行ってきました。 冬至が過ぎ、これから少しずつお日様が昇っている時間が長くなりますね。 葉が落ちた夕闇の木々のシルエットを堪能でき…
小雪がちらちらと舞う寒空の中、伏見の町から宇治川にそって平等院まで散策してみることにしました。 雪雲が強い風に次々と通り過ぎて行き、時折太陽が顔をだすと、ぱっと明るくなる。 空を見上げると、あれ!?ツバメが飛んでいる。 数十羽のツバメが急がし…
上方の酒として、灘の酒と並び、酒造が盛んな伏見の酒。 酒好きの私としては一度はいってみたいと思っていた場所。 所要で近くまで訪れたついでに、立ち寄ってみました。 桂川、鴨川、宇治川の3つの川がぶつかるこの場所は、交通の要所として 重要な位置を占…
冬になると、森には沢山の小人の赤ちゃんが産声をあげます。 暖かな、きぐるみに包まれた赤ちゃんはとても幸せそう。 覗きこんだ子供も思わずニッコリと微笑んでいます。 酔っぱらいのブタ鼻のおじさんもいるよ。 なんか難しそうな顔をしている人もいる。ど…
この冬は、冬鳥によく出会う事ができ、野山あるきがまた楽しい。(*^_^*) 今日はのっけから可愛いルリビタキと至近距離でバッタリと出会うことが出来ました。 オスの派手さとは違い、おしとやかな色使いがなんともいえません。 ルリビタキ(♀) ほぼ落葉が終…
冬型の気圧配置となった三連休の初日は、朝から小雨がぱらついていましたが 窓から見る山々には、霧がからみとても幻想的な風景でした。 ただ、所用があり散策に出かけることが出来たのは、小雨も止んだ昼前になってしまいました。 雨がやんだ直後で、木々に…
神鍋高原一体は、山陰海岸ジオパークにも含まれる火山地帯。 溶岩流が創りだした渓谷には数多くの滝があり楽しめます。 冷たく降り続いた雨は、夜半過ぎに雪に変わり降り積もり、 時折、枝に降り積もった雪が時折音を立てて落ちてくる。 しんしんと降り積も…
1年ぶりに訪れた但馬地方は、雪国の永い冬を思わせるどんよりとした 雲があたり一面を覆っていた。 この風景を見た時、佐藤 慶さんが詠まれている、宮沢賢治の詩集「春と修羅」の中の一つの詩 「永訣(えいけつ)の朝」が思い出されました。 ■永訣の朝 今日…
猫じゃらしが風にゆれ、ゆらゆらと子猫を誘う。 田んぼのあぜ道を行くと、まだまだ、沢山の種が残っています。 こちらは、下のほうから上のほうへだんだんと弾いていくようです。 サヤを拡大してみると。 小さな種が今にも飛び出しそうにピッチリと整列して…
子孫を残すための緻密な駆け引きの結晶「種」 永い時を越え、何世代にもわたって生き残るために 少しずつ変化してきた歴史の形。 ススキ 風に乗ってどこまでもどこまでも漂い続け、旅を続ける。 大空への大航海するすべを身につけたもの達。 繊細なベールを…
あっという間に無くなる柿の木もあるが、まだまだ多く残っている木もある。 たぶん渋が抜けるのを待っているのでしょう。 鳥たちはどうやって見分けているのだろう? この柿の木の実は残りわずか。 入れ替わり立ち代りに多くの鳥がやってきて味見をしていき…
冬風が吹くたびに、木の葉が舞いちり葉が散っていき 小鳥の羽が一枚北風に舞っていました。 すっかり葉の落ちた銀杏の枝を見上げると、宿主の居なくなりひっそりとした 二つの小さな鳥の巣が残っていました。 元気に子供たちは巣立ったのでしょうか? 住む者…
私市植物園の閉演時間は16:30。 初冬の日暮れは早く、この時期は斜陽の風景を楽しむことが出来ます。 変化の時を感じたくて、この時間帯に散歩をすることが多くなりました。 同じ樹林でも、裏と表では表情が違います。 裏は、闇に包まれ静けさの中にど…
『かきねのかきねのまがりかど たきびだ たきただ ばちばたき。 あーたろうよ あたろうよ。 きたかぜ ぴーぷー ふいている。』落ち葉の山に焼き芋と一緒に鉄鍋を埋め込みとっちょしたお楽しみを仕込みます。 ちょっとまった。もういい?!けむたーいい。 煙…
おいもと 落ち葉があれば、焼き芋でしょう。(^^♪ 私市尺治(きさいちしゃくじ)の沢沿いで工房を開かれている吉向松月窯さんから、 「やきいも大会のおさそい」のお手紙をいただきました。 ■感じる事 それいけー 落ち葉の山に飛び込む子供たち。 落ち葉の臭…
店先に楽しそうに並んでいる食器たちに引かれ、ふと立ち寄った陶舗「サノヤ」さん。 和食器専門に扱われ、現在のご主人は二代目。 うまいこと重なる椀があるかちょっと覗いてみたんです。 それだったら、僧が托鉢などにもってあるく托鉢椀はどうですかと勧め…
■ジャノヒゲ(蛇の髭) 別名:リュウノヒゲ キジカクシ科ジャノヒゲ属森の宝石が散らばる季節になりました。 コバルトブルーに光るジャノヒゲの実が、落ち葉の中にキラリと光っていました。 美しい皮を一皮剥くと乳白色の胚乳が現れる。 面白いことに、スー…
木の葉の散った枝先には、冬を越すもの達へのささやかなおすそ分けがぶら下がっていました。 冬になると小鳥たちは、混群と呼ばれる群れを作ります。 お互いに寄り添って助け合う。 厳しい環境を乗り越えるための知恵でもあるのだと思います。 突然にわかに…
私市植物園の桜山には大きな銀杏の木があります。 里山に降りてきた、天の魔法は銀杏の木にもちゃんと舞い降りてきました。 一輪のアザミの花がピリッとした空気を切り裂くかのように、背筋を伸ばしています。 その姿にほれぼれとしてしまいます。 思わず、…
もういいかい。まーだだよ。 そーと、窓から外を覗いてみると、里山の植物園は黄葉真っ盛り。 そうだ、大きな木の下で寝ころんで、下から空を見上げてみよう。 ■柏の葉っぱ こんな黄葉の葉っぱでお餅をつつんだら、 季節限定、すてきな色どりの柏餅が出来上…
■おちばのくに その場所に一歩足を踏み入れると、落ち葉の国が広がっていました。 はらりと落ち葉の池のを魚が泳ぐ。 沢山の落ち葉が楽しめるのは、植物園ならではのこと。 僕はここにいるよと大きな声で叫ぶもの。 私はここよと小さな声で囁くもの。 最後の…
ビルの林に日が落ちていく。 交野山の大岩からは、大阪平野が一望でき、遠く四国「徳島」の山々まで見渡すことが出来ます。 訪れた者たちはみな、声もなくじっと落日を見つめ続け、ゆっくりとした時の流れを感じる一時。 ひとつ、ふたつと町の灯がともってい…
ひやりとした風が頬をなで、うたた寝から目覚める。 秋の夕暮れは早く、あっという間に日が落ちていく。 この秋の日暮れの早さをつるべ落としと言いますね。 釣瓶か、懐かしいな。 ガランガランと井戸のなかにバケツを落とし、 所々コブを作ったひもをたぐり…
いろいろと買いたいものが増えて困るこの頃ですが、 ゴローさんの靴もまだ先のようですので 魅惑のDragonFlyを思い切って購入しました。 「飯ごうにちょうどいいんだよ。」と河童さんがおっしゃるとおり ほんとうにピッタリです。 パッキングって、本当に試…
くろんどの山にも紅葉の神が舞い降りてきました。 みどり・きいろ・そして枯葉色 いろんな色が混ざり合って展覧会のようです。 タカノツメが黄色く淡く、森の中でひときわ目立ちます。 さわさわと、風が吹くたびに、カサ・カサと音を立てながら 一枚二枚と葉…
苗木を植えて、12年が立つ庭の柿の木。 初めての大豊作で、ホクホクだった今年の秋。 最後の一つは鳥達におすそ分けと思って、一つ残しておきました。 ふと、立ち寄った本屋さんで目に飛び込んできた一つぽつんと残った柿の写真 「木守柿」というらしい。…
私市植物園では、様々な観察会などが催されています。 今年最後の、かたの環境講座は、「森の魔術師・紅葉の不思議」。 ちょっと覗いて来ました。 ■葉っぱは何のためにあるの? それはね、日光をあび、水と二酸化炭素からでんぷんを作り大きくなるため。 す…