2025-01-01から1年間の記事一覧
日が陰るところで進むのを止める。 山沿いの道に良さそうな気に入った場所を見つけて一晩の宿とする。 朝日とともに手早く片付け、エンジンをかけると次の一日が始まる。 ひんやりとした早朝の風を切り、出会ったコンビニで飲む一杯のコーヒーが旨い。 みち…
琵琶湖にせり出した谷にへばりつくように、中世の趣を色濃く残す 琵琶湖の最北端の小さな村「菅浦の湖岸集落」を訪ねた。 村に入ると、大波の脅威を防ぐために気付かれた石垣が東西に向かって一直線に伸びていた。 菅浦の港は湖底が深くなっており、台風など…
突然目の前に、「神子畑選鉱場跡」の遺構が姿を現した。 大きな円盤状のシックナーが目を引きます。 ムーセの洋館に設けられた、解説ビデオや模型などをゆっくりと見させていたきました。 岩石を斜面の一番上に運び上げ、上から徐々に粉砕していき、 鉱物の…
吉岡銅山跡 吉岡銅山跡という案内板に誘われて、道をそれてとことこと走っていくと、そこは、日本三大銅山に数えられるという、銅山跡だった。 なんかすごいところだな。 日本にもあちらこちらに、鉱物が眠っていたのですね。 それをまた、堀つくすとうい人…
ベンガラ(弁柄)の赤は、ジャパンレッドと呼ばれているという。 岡山県の吉備高原の吹矢の街では、かつて弁柄の一大産地で合ったとのことで 今もその街並みが残っていた。 赤褐色の瓦に弁柄色の壁が独特の景観を作っている。 育った田舎の家は柱、天井が弁…
卒業した高校は呉の灰ケ峰の裾野にあり、通学の時にはバス停から学校まで15分ぐらいの坂道を登っていたが、杯ケ峰の頂上に登ったことがなかったので、帰省に合わせて登ってみた。 へー、そうなんだ。 呉市の市章が、カタカナの「レ」が9つ集まってデザイ…
田に水を引くこと 水を操る。 水路を巡り、一枚一枚の田に水が満たされていく 耕運機の音と、雲雀の声がまじりあう 青空に向かって大きく花開くタンポポに小さな虫たちが集まってくる。 関ケ原 昔々、天下分け目の戦があったという場所 多くの魂が眠っている…
呉へのルートの途中に、鍾乳洞を利用したトンネルの羽山第二トンネルに寄ってみた。 吹矢特産のベンガラを全国に出荷するために約100年前に掘られたという。 この奥(後ろ側)へ、洞窟はまだ続いており、気が付かなかったけれどまだまだ奥へと入っていけるよ…
舞鶴から呉への帰省の道は、中国地方の山里の道を選びました。 その道は、そっと佇み、行き交う人を見守ってくださる仏様やお地蔵様がいらっしゃる。 そのお顔を眺めるのがなんとなく好き。 風雨にさらされ苔むしてなお、そこには小さな命が宿る気がして そ…
山崎豊子の「不毛地帯」を読み、引揚桟橋から見上げた丘に、記念碑を立てようというシーンがあり、とても印象に残り、その地を目を見てみようと引揚の地「舞鶴」を訪れた。 物語の中では、いったん撤去されて何もなくなった桟橋が出てくるが、 復元されてお…
大気が入れ替わる朝 冷えた大地に暖かな日差しが降り注ぎ、川面には竜のように 田畑にも所々春霞が立ち込めていた。 寒暖繰り返す週末の日は、一気に春の到来を思わせる暖かな日になりそうです。 3月最初の週末 内々の内示で、来期から転勤になってしまった…