のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

藤原岳「鬼はーそと、福はーうち」

鬼はーそと、福はーうち ぱっと、開いて鬼を追い払うかのように 節分のころ咲き始めるという「節分草」 初めての出会いです。 石灰質の土壌を好み、関東以西に分布し、落葉広葉樹の林床に時に群落となって広る。晩秋から冬にかけ、あたり一面が雪の下の地中…

藤原岳「雪解ける」

花の百名山「藤原岳」の春がやってきた。 一年で一番賑やかになるという。 おや。 登山道の岩の間から、ひょっこり顔を出したのは、「ヒロハノアマナ」 葉が広く、中央に白い線があり、苞(ほう)が3つある。 球根は甘く、食用にもなるという。 今いる場所…

藤原岳界隈「雲の中」

宙に近い山の上は、深夜から雲に覆われはじめた。 日々繰り返される現象は、その場所に根を下ろす者たちを構成する要因となっていく。 淡い雲の霧に音は吸収され、朝食を探し始めた小鳥たちの声がことのほか大きく聞こえる。 遠くからキツツキのドラミングの…

藤原岳界隈「月の呼び方のこと」

朝、ラジオで2月の満月のことをスノームーンと呼ぶと言っていた。 アメリカの先住民である、ネイティブアメリカン(インディアン)は月々の満月に名前を付けていたという。 そうなんだ、せっかくなので先週に続いて今週も森の中で夜を楽しむことにしようか…

藤原岳界隈「藤原三山のこと」

藤原岳を広義には展望丘・天狗岩・頭陀ケ平を総称して、藤原岳とする説もあり、この三つを藤原三山と総称することもあるという。 藤原三山は標高1000強のカルストの高原大地が連なっている。 この日は、伊吹山から、白山、御嶽さんまでずらっと白い山々…

藤原岳界隈「雪解け始める」

春が駆け足でやってくる。 一週間の間に雪はこんなにも減るものなんだ。 馬酔木(あせび)のつぼみもほころび始めていた。 もう春だよ。 そろそろ目覚めの季節だよ。 冬枯れの林は、淡い黄色の花火で目覚め始める。 そんな山の声に呼応するように、目覚めの…

藤原岳界隈「田作り始まるころ」

夜明け、テントの外は霧に包まれていた。 暦はちょうど、霞始靆 (かすみはじめてたなびく)頃にあたる。 昼と夜の寒暖差が大きくなり霞を生む。 今の新暦は、旧暦よりも少し遅いため平地では実感が少し後になっている感じがあるが、山の上では季節が半月ほど…

藤原岳界隈「知らなかった時間のこと」

きりっとした身も凍るような寒さが緩み、大気が膨らみ始めるころ 霞がたなびき始めるという。 寒気と暖気が交互にやってきて、しだいに春の気配がを感じることが出来るようになってくる。 今日はそんな春の森を感じるたく、森の中で一晩すごしたいと思ってい…

藤原岳界隈:迷い込む

まぶしい光に木々照らされ、大気には霞がかったような景色が広がる。 山は眠たげな眼差しを、こすりながら、大きなあくびをし始めたようだ。 山があくびをし始めると、生き物たちも呼応するように動き始める。 マンサクの花は黄色い花火を青空に打ちあげてい…

歩いていこう

小春日和の里山は春の気配 少し気が早い、ジロボウエンゴサクの花が咲き始めていた。 この近くには、カタクリの自生地が有名だと案内にあった。あと1か月もすれば見ごろだという。 知らない土地にふらっと出かけ、その場所の案内に導かれてそぞろ歩く 行き…

川沿いの古城のこと

山を下りた場所は、こうこうと大河が流れていた。 何の映画だったかな。 どこからか、懐かしいさみし気な鳥の鳴き声が、水面を震わせていた。 ゆったりとした、散策を楽しんだ後の夕暮れの道 景色を楽しみながら家路へと向かう がたんがたん ごとんごとん 電…

鳩吹山界隈「お気に入りの場所を探して」

住処から、気軽に行ける里山がないかなと地図とにらめっこ 電車で30分少々と気軽気軽に行ける木曽川沿いの鳩吹山に出かけてみた。 最寄駅から、のんびりと田の中を歩く。 あの畦木、いい立ち姿だな。 田の中に植えられた木を畦木といい、刈った稲を干した…

沼津アルプス

伊豆半島の西側の根っこの部分「静岡県沼津市」 急な出張となり前入りすることとなった。 鉄骨むき出しの駅舎に売店、残念ながら売店は閉まっていました。 せっかくの晴天、富士さんを眺めながらハイキングが楽しめるという沼津アルプスを少し歩いてみること…

藤原岳「天上の雪原」

歩き始めて3時間弱 天上に雪原の大地が広がっていた。 なだらかなアップダウンの起伏 どうするかな。 今日は、普段なら足を踏み入れることが出来ない森の中を気ままに歩いてみることにしよう。 スノーシューをもってきて正解でした。 野兎の足跡を追って、…

藤原岳「大地の贈り物」

もうすぐカルストの大地に出る。 振り向くと養老山地の向こうに濃尾平野が広がっていた、 藤原岳は石灰の山 はるか昔の海の底からせり出してきた大地 かつて生きていた者たちの命の上に便利な生活をいただいている私たちがいる。 削られている山を見てそう思…

藤原岳「寒波の連休」

週末のセントレアから見る対岸の鈴鹿山脈の山頂付近は白いベールをかぶっていた。 週末の天気予報は日本海側を寒波に見舞われるとのこと。 東海地方はどうなのかと思っていたら、こちらまで雪雲は超えてこないようで土日ともに晴天に見舞われた。 久しぶりの…

枯れ色の森の小さな色

枯れ色の森を歩く時、小さな色を見つけるとなんだかうれしくなる。 特別なものではないけれど、朝日に照らされてきらりと光る小さな実 段々と色が褪せてきて、透き通っていく。 小さな小鳥たちの大切な食糧 今まで気づかなかった場所にツルウメモドキの実が…

地蔵堂のクロガネモチのこと

村の端、山裾に地蔵堂がぽつんと残る。 傍らには、寄り添うようなクロガネモチの大木があり、傍らの道を通るたびについ挨拶したくなる。 久しぶりに帰ると、すぐ山側に立っていた古家が取り壊されて、周りが広くなっていて、きりりとした雰囲気が漂っていた…

年初めの森歩き

年の初め 久しぶりに裏山をゆっくりと歩いた。 やっぱりここが一番落ち着くなー ただの普通の裏山だけど、なんだか不思議に落ち着く場所なのです。 今日の土堰堤は鼻水を垂らしていました。 風が強い。 日本海側は大雪とニュースで言っているが、このあたり…

初冬の金沢のこと

金沢に通い始めて半年、こんなにも天気の変化が激しいのかと驚いた。 さっきまで晴れていたとおもったらもう雨が降り始める。 12月に入り、連日の雪が降り始めたと思うが、雪が降り始める前の 金沢の町のこと。 初夏から取り組み始めた国家試験の二次試験…

富士見台

最初は気づかなかったが、晴れた日、家の窓からこんもりした恵那山を眺めることが出来る。 どんな山域なのか、古代は難所であったといわれる、上坂峠まで道が通じているようなので足を延ばしてみることにした。 その土地に暮らし、少しづつ足を延ばすことで…

大気の花

葉の先に一つ、また一つと大気の花が輝く瞬間 一つ一つの水滴の中にはお日がたくさん宿り きらきらキラキラ光りだす。

ダイダイ

黄色い実がたわわに実っていた。 古びた家の庭先で。 一本の素敵な木があるだけで、ほっと気持ちが朗らかになる。

ねむそうなアゲハの幼虫のこと

はらり、はらりと落ち葉舞うお城の外堀沿いのカラタチの生垣で 眠そうな顔をしたアゲハの幼虫いた。 多くの人が行きかうが、この子に気づく様子もない。 誰にも気づかれないように、そっと眠りにつけるといいね。 あたたかくなるころ、また会いましょう。 お…

空の忘れもの

空からの忘れ物 高い空の上から一本の羽がふわりふわりと降りてきた。 誰の落とし物かな。 人が宙にはなった隼が はるかかなたの、「りゅうぐう」からほんの少し 本当にほんの少しの砂をいただいて舞い戻ったという。 上を見上げると、きらきら光るあの星た…

もこもこ

通勤で通う道ではたくさんの不思議に出会う。 もこもこもこ。 もこもこもこ。 かなりでかい、もこももです。 こんなに大きなもこもこは見たことないけど、モグラささんだろうな。 ほじくり返そうかとも一瞬思ったけれど、一生懸命頑張って、工事中って感じか…

旅の思い出

汽車に乗って知らない街を通りすぎるとき。 そこに暮らす日とのことを思う。 どんな人が暮らしているんだろうな。 窓から見る景色は、走馬灯のように流れさる。 ガタン・ゴトン ガタン・ゴトン 心地よい音とともに、流れていく。 降り立った海岸で、素敵な石…

幸せな気分を過ごせる日

見ようとしなければ、目に入ってこないだろうなんだかホッとする者たちが好き。 空から飛んできた種が一つ。 小さな小さな種から芽が出て、膨らんで。 小さな花となる。 どこかららか、ころころ転がってきて、レンガの片隅にポロリと入り込んだ一粒の種から…

ががんぼはツバブキがお好き

薄暗い林の中に、ツワブキの花が咲いていた。 近づいてよく見ると、ガガンボが密を吸っていた。 さらによく見ると あっちの花にも、こっちの花にも ががんぼが密を吸っていた。

窓から見える近くの山のこと

今暮らすのは濃尾平野のど真ん中で山までだいぶと遠い。 ふらりと訪れる裏山てきな場所を少しづつ探したいなと、窓から見える小高い山の方面を散策してみた。 愛知北部、岐阜との県境に接する道樹山・大谷山・弥勒山は標高400m少しで、ふもとには、植物…