のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

霜月最後のイブネ 天幕を張る

今年の初雪を楽しむ。 何もかもを覆いつくしていく白い粉 美しくも生には厳しい世界がこれから始まる。 木々は頭を垂れて天にお辞儀をする。 これより先は、真摯に物事と向き合うことが大切だと言っているかのように。 春夏秋冬 新緑から深緑 紅葉から枯葉色…

霜月最後のイブネ 雲の中へ

霜月最後の週末は寒気が迫りあちこちで、冠雪の予報が出ていた。 北の恵那山当たりに向かうか、西の鈴鹿にするかと迷ったが 北は雷を伴って荒れることがあるという。 また、バイクで移動をメインにしているため、降雪は辛い。 地図とにらめっこして、鈴鹿の…

ぶらぶら散歩

久しぶりに所用で犬山城の近くを訪れた。 今回は時間があったので、犬山の町をちょっと散歩してみた。 第六波に注意とニュースでは連日のように言っているが、このまま水が引くように収まってくれることを祈るばかり。 少しづつではあるけれど訪れる人が増え…

ポケットいっぱいの宝物

小さなころ 外から帰るとポケットにいっぱいの宝物 あるときはいろんな形の石だったり あるときはまあるいドングリだったり あるときは道の片隅に捨てられた古いテレビの真空管や抵抗だったり あるときは電信柱の。。。。 小さなまあるい石を見ると思い出す。

パンクのハプニングと暖かさを感じたこと

まさかこんなことになろうとは。 人里から20kmは離れた山の峠の登山口でパンクに気が付いた 細いアスファルトの林道の、雨水の排水のために斜めに盛り上げた段差でガツンと たぶん、あのときだろう。 でっかいボックスに付け替えてしかもザックを荷台に括り…

富士見台高原 道は続く

暦の地始凍(ちはじめてこおる)時期に、ちょうど今年の初氷に出会うことが出来た。 高原にできた小さな水たまりは、カエルなど小さな生き物たちとにぎやかな夏を過ごし 眠りにつこうとしていた。 これからゆっくりと、雪に覆われていく。 北側の斜面の霧氷…

富士見台高原 ちょっとしたハプニング

冷え込んだ週末、家からのぞく恵那山は白く見えていた。 そうだ、恵那山の北側の南沢山に行ってみよう。 冬になりバイクで上がれなくなる前に。 そう思い立ちハンターカブとともに神坂峠へと駆け上がった。 さあ行くぞっと思ったとき、なんと後輪がぺったん…

三方崩山 気配を感じる

森の中に小さな足跡を見つけた。 そっと追いかけてみると、小さな泥の沼があった。 誰かが沼で泥遊びをしていたようだ。 森にはたくさんの生き物がいるはずなのだけど その息遣いを感じるのはとても難しい。 そっとそっと近づいてみると、すこしだけその息遣…

三方崩山 いろんな色いろんな形

森にはいろんな色がある。 ひっそりと素朴な枯草色はなんだか落ち着く。 同じ種類の草花でもそれぞれの個性をもって色づいていく。 そばかすのような色は、変身の真っ最中かな。 こうやってじっくり葉っぱを見ていくといろんな形、いろんな色、いろんな模様…

三方崩山 時間を楽しむ稜線の事

標高の高い尾根道は秋から冬への変化の道 まだ緑の残る登山口から標高を上げていくに従い、時間旅行を楽しめる。 木々が少ない崩壊地の草地では、草本が生え枯れていた。 何度も何度も生えては枯れ芽生えるて地力をつけていくき、岩だらけの土壌を少しづつ小…

三方崩山 ぽかぽか尾根道

紅葉は葉っぱで作った大切なエネルギーを体内に取り込む省エネの仕組み 仕事を終えた葉っぱは大地に降り注ぎ、小さな者たちやお日様や水などの力を借りて再び体内に取り込まれたり、産み落とした卵の寝床にもなっている。 本当にうまいこと出来ていると感心…

三方崩山 崩れ行く大地

尾根伝いぐんぐんと高度上げていく。 振り返ると歩いてきた道が続いている。 目指す三方崩山が奥に姿を現した。 手前の岩山を目指してもうひと登り。 風もなく穏やかな日和で痩せ尾根も問題なさそうです。 大地は隆起と崩壊を繰り返す。 このあたりの道を歩…

三方崩山 燃ゆる森へ入る

その昔、白山に住んでいた天狗が空へと飛び立った時に深い爪痕を残し三方が崩れたという。 北東・南東・南西の三方向にかけ崩落しており、登山道は痩せ尾根の通過が余儀なくされる。 国道156号沿いにある道の駅「飛騨白山」のすぐ目の前の林道の入り口を入り…

白川郷でゆっくりと

白山から下った昼下がり、道の駅に併設する温泉に入ながら、近くのゲストハウスを探してみると、白川郷近くに静かなゲストハウスが見つかったので、さっそく連絡してみると、開きがあるという。 一晩お世話になります。 今日はのんびりゲストハウスで過ごす…

白水の滝

冬季閉鎖前の白山平瀬道:閉鎖の日 前日に高山土木事務所に電話して、閉鎖予定時間を確認した。 朝のうちにゲートを抜けると大丈夫そうだということが確認できたので、のんびりと朝日を浴びながら静かな「白水の滝」にあってからこの地を離れることにした。 …

不思議な森の時間

◆ケセランパサラン 何だろうこの「ふわふわ」は。 触ってみると、とてもふわふわで気持ちがよい。 ガマの穂のような植物もないし不思議なフワフワだとその時は思った。 帰って調べてみると、幸せの妖精「ケセランパサラン」と呼ばれているもののようです。 …

冬季閉鎖前の白山平瀬道:下る

登山口の大白川へ7kmの道を引き返す。 登りと下りは違った景色が見えてまた不思議なもの 空を見上げると、雲が先ほどいた場所付近に覆いかぶさってきていた。 頂上に向かっていた人は雲の中だろうな。 雲が変化を呼び風を呼ぶ 天気も良いけれど、やはり変…

冬季閉鎖前の白山平瀬道:通うことで感じること

標高2000m付近、北側の日陰で3週間前に降った残雪がちらほらと現れ始めていた。 下りの時にアイゼンを外すタイミングを考えながら登る。 アイゼンは安全でもあるが、引っかけたり、つまずいたり、転倒の危険もあり 装着のタイミングは地面の状況を見極めな…

冬季閉鎖前の白山平瀬道:いい感じ

11/3文化の日から代休を2日入れて秋の5連休を計画した。 どこに行こうかなと、天気の様子と紅葉の様子をにらめっこ。 ふと道路の閉鎖予定を確認すると、白山公園線が11/5でクローズ予定とあった。 春に訪れたときにまだクローズ中であり、歩いてみたかった…

雨上がりのくろんど散歩

所用で単身赴任先から大阪へ 朝起きると、いつの間にか降り始めていた弱い雨が降っていた。 空を見上げると西のほうから雨は上がっていきそうだ。 久しぶりにくろんどを歩いてみよう。 この季節なら、あの花にであえるかな。 大阪北部の生駒山地のに位置する…

霜降(そうこう)の三の峰「新しいノートを書くように」

下り道 色を拾い集めながらゆっくりと下り始める。 秋の山は色集めが楽しい。 一粒、二粒と落穂ひろいのように丹念に拾い集める。 高度を下げていくと白から黄色へと色が変化していく。 木々が織りなす素朴な色が心に染み入り、記憶のノートに蓄積していく。…

霜降(そうこう)の三の峰「季節を渡る」

白の峰へ 紅の森から、白い峰へ向かう。 青い空にそびえる峰は、天から舞い降りる白い衣に覆われようとしていた。 遠くに見上げていた最後の急登を上ると、真冬の白一色ではない、不思議な世界が広がっていた。 赤と白 キラキラと光る赤と白 深い雪に埋もれ…

霜降(そうこう)の三の峰「歩む」

幅ケ平から再び谷に下り、三ノ峰を目指す道に取り付く。 ここからはしばし急登が続くが、行く先には冬に向かう草花が迎えてくれ楽しませてくれる。 ゆっくり、一歩一歩足を前に出す。 野山を歩くのは、人生を歩くのと一緒かもしれない。 小さな一歩だけれど…

霜降(そうこう)の三の峰「幅ケ平のこと」

幅ケ平のこと。 三ノ峰を目指すには遠回りになるが、打波川を渡り刈込池を目指すことにした。 刈込池は、幅ケ平と呼ばれる森のなかにあり、三ノ峰の南東にそびえる願教寺山の崩落と浸食により台地上の緩斜地が広がる。 流れ込む水の流れはあるが、注ぎ出る流…

霜降(そうこう)の三ノ峰「余韻」

「西高東低の冬型の気圧配置となり風強く日本海側は雨が降り」 ラジオから流れる天気予報は冬の訪れを告げていた。 日が暮れ、満月の空を見上げながら夜明けを待つ。 気温はぐんぐん下がっていく。 霜降「高地から順々に霜が降り始める時期」 第五十二候「霜…

霜降(そうこう)の三ノ峰「鳩ケ湯断層を上る」

暦は霜降に入り、先週末に小屋締めとなった白山は、週末に初雪が舞ったと聞く。 あとひと月もすれば里も雪で覆われていき、ハンターカブで通うも困難になってくる。 田畑も収穫が終わり、感謝の祭囃子が聞こえてくる。 今回は、南西の登山道である、上小池か…

森の展覧会

大きな岩にたくさんの蔓が一生懸命這い登っていた。 その姿を見たときになぜか一枚の絵のようだと思った。 蔓と蔓が協力して一枚の絵を描きあげた。 なんでもない風景として、足早に通り越すのではなく、 きょろきょろしながら そして、いろんな生き物に語り…

秋の小秀山「下り道」

天が灰色に染まり始め雲が沸き始めた。 天候が変化してきた。 10月に入っても暑い日が続いていたが、この天気の崩れとともに一気に冷え込むと予想され、山の秋は終盤に向かう。 お日様が隠れると、色とりどりだった森は急速に色を失っていった。 色とはお…

秋の小秀山「感謝の道」

滝の注ぎ口に一株の白い花が咲いていた。 その花びらから滴った水が、あつまり水しぶきとなって谷を下る。 傍らには赤く色づき始めたナナカマドが季節の変化に戸惑ったように風に揺れていた。 渓谷に遅い光が差し始め、飛び行く前の綿毛を揺らす。 この株は…

秋の小秀山「渓谷の朝」

川沿いの公園の片隅に一夜の宿を借り、夜明けとともにテントを畳みハンターのセルを回す。 秋から冬への変化を探しに、御嶽山系阿寺山地にそびえる小秀山を訪ねた。 標高約900mにある登山口の早乙女渓谷キャンプ場は9月末で営業を終えていた。 ひっそりと…