小さな茶の花が咲き始めていた。
主張しない小さな花がなんとも愛らしい。
久しぶりに尺治の沢をくろんど園地へと向かった。
家の窓から見上げる里山は、古く共同管理されていた入り合い山で
薪を取ったり、山菜を取ったりしていたようで、
今でも一部は私市区の財産区と管理されている。
そして、この一帯は府民の森くろんど園地として多くの人の憩いの場となり
賑やかな声がこだまする。
小さな子供たちと一緒に、近所の人の散歩コースに
そして近年ではトレランのコースとしても人気が高い。
そんな賑やかな園地であるが、ちょっと時間を外して歩くと
とても静かな時を楽しむことが出来ます。
風に揺れるテイカカズラの実がふわりふらりと舞い降りる。
枯れたコナラの幹にはナメコが生えているよ。
ちょっとつついてみると、やっぱりぬるぬるしていました。
そっとしておこう。
気持ちの良い沢沿いの道を30分ほど沢沿いをたどっていく。
この沢沿いは私的には結構穴場で
春夏秋冬いろいろな草花が楽しめます。
でも、それぞれの花期は1-2週間ほどなので日々歩いていないと
出会えないんですよね。
水連池
夏は水草が生い茂り、浮島上の東屋が格好の昼寝場所だけど
今は、除草され寒々と寒風が吹いていた。
さて、今日はどの道を通ろうかな。
水連池から四方に道が伸びる。
その日の気分で道を選ぶのもこの園地の楽しみの一つです。
見晴らしの丘まで上がってみる景色は、
南へと続く生駒の山並みに、奈良の街並みもよく見える。
温かくなってきた。