のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

くろんど散歩

裏山散歩のこと

家から歩いてすぐに里山があるという立地は、やはりとても心地よい。 所用で単身赴任先からか帰宅した翌朝 ふらりと様子を見に出かけた。 様々な生き物が行きかうことで、複雑な植物相が入り混じり目を楽しませてくれる。 高山から降りてきた紅葉が里にも下…

命輝く季節

GW単身赴任先からの帰阪 早朝、私市の裏山はことしも変わらず、白い竜が待ってくれていた。 ただいま。 オオルリの囀りが谷にこだまする。 今年はいつもの年より個体数が多い気がします。 窓の外はすぐに緑がいっぱい。 やっぱりここはいい場所だと実感する…

冬間近の里山散歩 ぶらぶら歩き

この先の小屋の軒に昔、オオルリの巣があったのを思い出した。 依然見つけてそっと覗いたオオルリの巣 翌年はなかったが、今年はどうかなとのぞいてみた。 あった! 苔を集めて器用に産台を作っている。 ふかふかで気持ちよさそうだ。 どんな子供が育ったの…

冬間近の里山散歩 時の移り変わりを感じる場所

私市駅から歩き始め、尺治の谷を上り詰めると水連池が広がっている。 5年ぐらい前に浚渫されたが、雨の度に流れ込む砂により大分と埋まってきた。 あの大きな鯉はどこに行ったんだろう。 水連池の周辺には、東屋、案内所(今は無人)があり、雨音を聞きなが…

冬間近の里山散歩 マイフィールド

幾度となく通ってきたくろんどの森に入っていく。 おはようございます。 ハイカーが集まり始める前の森は、地元の散歩道は静かな森 どこにいつ何が生えていたか雰囲気で分かる地元の裏山は知れば知るほど 通えば通ううほど面白くなる。 そんな森があって幸せ…

冬間近の里山散歩 くさむら

くろんどに向かう道は草むらが楽しい。 師走に入る頃、里山にも霜が降りるようになると、次第に野の草は枯草色に染まっていく。 おや、つゆ草だ。 独特の形の花を覗き込んでみると、黒い小さな種がのぞいていた。 始めてみるつゆ草の種 こうやって、ちゃんと…

冬間近の里山散歩 散歩道

自宅から眺める風景はこがねいろに染まっていた。 天井を見上げると、てんとう虫が居場所を探してウロウロしている。 今年のカレンダーも残すところあと一枚でひらひら待っている。 朝の用事を早々に片付けさあ、くろんどの森に散歩にでかけてよう。 家を出…

雨上がりのくろんど散歩

所用で単身赴任先から大阪へ 朝起きると、いつの間にか降り始めていた弱い雨が降っていた。 空を見上げると西のほうから雨は上がっていきそうだ。 久しぶりにくろんどを歩いてみよう。 この季節なら、あの花にであえるかな。 大阪北部の生駒山地のに位置する…

第二十五候「 蟷螂生(かまきりしょうず)」ー精いっぱい生きているー

その冬の降雪を占うといわれる蟷螂の卵も、いつの間にか緑に覆われ見当たらなく頃、小さな命が森に放たれる。 草の茂みをかき分けると、いろんな生き物が精いっぱい生きている。 がんばれ! もう少しで届くぞ。 カマキリやカタツムリだけじゃない。 上へ上へ…

春蘭

昔はこのあたりに春蘭がたくさん咲いていたんだけどねー 通りがかりの、初老の女性に声をかけられた。 山の向こう側の谷で数年前に見かけたのですが、最近はみませんね。 そんな挨拶ともつかない、会話の後 あった!あったよ。 こんな道端の片隅に、朝日を浴…

散歩に出かける理由

朝寝坊なオオイヌノフグリの花は、お日様とともにすこしづつ開き始める。 散歩は、まだ人が多くならないうちに、出かけるようにしています。 その方が、鳥たちの囁きが声がよく聞こえ 頬を撫でる風を感じることが出来るから。 お日様の有難さを噛みしめ まぶ…

里山目覚める

新年度を迎えるに当たっての準備に気ぜわしい気持ちと、地球全体に広がり始めた未知の病の蔓延の週末だけれども、何事も無いように、「くろんど」の山桜は今年も咲き始めていた。 冬ごもりから寝覚めの季節を向かえ、山が「あくび」をし始めたようだ。 山を…

雨上がりのくろんど「雨上がりの朝」

夜半、窓の外の雨音が聞こえなくなった。 明日の朝の散歩が楽しみだ。 雨上がりの朝の散歩は、雨粒がキラキラでとても好き。 チョンと指で触ると、ぽとんと滴る。 岩の上の苔は、水を吸い込みふっくらと膨んでいた。 空から降りてきた水が、草木をつたって、…

お弁当持って裏山へ

久しぶりに裏山にお弁当を持って出かけてみた。 人気が少ない落葉の道は、のんびりと散策が気持ち良い。 あ、まだ残っているんだね。 小鳥についばまれたり、風雨に飛ばされたりしながら、少しづつ種は蒔かれるのかな。 すこしづつ蒔くことで、いろんなとこ…

冬の宝探し

家のドアを出るとそこは裏山 休日のちょっとした時間でも、気軽に出かけられる冬の雑木林の散策は楽しい時間 雪の降る山や、霧氷の山も素敵だけれど、冬の雑木林の散策はこれまた賑やかで楽しいものです。 どこにでも、足並みを揃えることができず、少し早か…

元旦散歩

バタバタバタ 年賀状が届くバイクの音がする。 新年のお届け物ありがとうございます。 明けまして、おめでとうございます。 帰省をせずに、大阪で迎える正月のときは、決まって近所の神社と獅子窟寺にお参りしています。 そして、くろんどの森をぐるっとひと…

あれれ

あれ、なんだか間違えちゃったみたいだね。 春一番に咲く、コバノミツバツツジが秋空に輝いていた。 足もをと見ると、あれ、こっちもだ。 あらら、小さなスミレが咲いていた。 今は春? それとも秋? ねえ、どっちだと思う?

素敵な裏山

裏山は、大阪府の自然公園「くろんど園地」として整備されていて、週末にもなると多くのハイカーで賑わいます。 20年ほど前、自然観察などのボランティアでこの山に訪れていたころ、まさかこの懐に住むことになるとは思いもよらなかった。 朝日とともに歩…

くろんどキノコ図鑑

朝起きると、寒暖差によりしっとり地面が湿り、夜露が降りていた。 そんな朝、裏山には沢山のキノコ達が顔を出す。 図鑑片手に、散策するのが楽しい季節です。 ●ハラタケ類 ●テングタケ科 ◇コシロオニタケ 全体が白色。傘は3.5~7.5cm。まんじゅう型から平ら…

秋の空の下

秋の空、天高くキリリとした空気が気持ちいい。 こんな時は裏山にのんびり出かけよう。 運動会が開かれているのか、遠くの方で 賑やかな声がする。 この未知な昔、大和へと抜ける道の一つであったという、数年前になくなった窯元の爺さんに聞いたことがある…

楽しい裏山

そろそろ爺さんが顔を出す頃じゃないかな。 ここのところ、裏山歩いていていないな。 そういえば、そろそろ爺さんが顔を出す頃だったな。 二年前に出会った場所をのぞいてみると、ツルニンジン、別名ジイソブがひっそりと咲いていた。 おや、こんにちは。 秋…

巨石の森

人は巨石に神を感じる。交野の山には、神としてたたえられている大岩が点在する。獅子窟寺下のこの大岩も洞内に祠がある。 この上側を少し上ると、谷を見渡す大岩が姿を現します。 大岩の下には観音様が今日もほほえんで迎えてくれた。ウラジロノの隙間を抜…

枯野色

道端の草は枯れ草色に染まっていた。 覗き込むとぱっと線香花火のように弾けて飛んだ。 霜が降り、寒風にさらされ、少しづつ渋色に変化していく。初々しい若葉の色も良いけれど、悟りを開いたような枯れ草色も素敵です。 空から降ってきた新たな命を受け止め…

夜の森

日落ちるのがどんどんと早くなる。つるべ落としの夕暮れをとくに感じるのは、刻一刻と暗いなる山道を歩くとき。 涼しくなったし、夕暮れを楽しみに裏山を歩いた。日が暮れると、五感が鋭くなる。少しの音に敏感になる。 久しぶりにオイルランタンを持ち出し…

いないいないばあ

ぴょん私の足音に驚いたのか。草むらの中になにかが逃げ込む。なんだろ。覗いてみると、ぴょこんとカエルくんがこちらを見ていた。 小さなキノコちょうどカエルくんの傘みたい。色もお揃いだね。 風が変わり、少しづつ秋の野草に移り変わり始めています。あ…

虫こぶ

山道をあるいていると、ふわりと風が吹き、葉の裏にキラリとなにかが光った。 なんだろう。 近づいてみてみる。 透き通ったキラキラした宝石のような虫コブ「ナラハヒラタマルタマフシ」です。 なんだか、宝石のネックレスのよう。 青い空がまるで海に浮かぶ…

くろんどのミチオシエ

あ!ミチオシエだ。 いやゴブリンだ! ゴブリンこと、ミチオシエ。本当の名前は、「ハンミョウ」こいつも、素敵なキラキラの羽を持っています。 乾いた日の当たる山道を歩いていると、ひらりひらりと、道を案内してくれる。くろんどの森で見られるのはね。 …

くるくる

注意:一番最後はニョロリです。(^_^;) あれ、くろんどにもネジバナが顔を出した。どこからか運ばれてきたのかな。うまいことねじれてくるくるだね。 そういえば、森のなかにはくるくるがいっぱい! あっちでくるくるくる こっちでくるくる ばんざーいしなが…

雨上がりの散歩道にて

梅雨も半ばに差し掛かり、西日本一帯に深い爪痕を残した大雨ですが幸い、くろんどへと続く尺次谷のの小規模の崩れが数箇所おこっただけでことすみました。 日本列島は隆起と侵食の列島雨が振れば土削られ、海に流れ出る。 そして地は大きな力に押し上げられ…

生きる

ひとしずくのつゆから命生まれ いっしゅんの時の差で命つきる 食らいつき、貪り食う いのちがいのちをつなぐ 苦しくとも精一杯に生きようと、もがく。 必死にもがく。 生きることはくるしい。 苦しいけどいきる。 今を必死に生きていくのは生き物の性なのか…