のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ツクツクボーシ、ツクスクボーシ子供の頃、この蝉が鳴き始めると夏休みの終わりを感じたものです。ツクツクボーシは鳴き声がそのまま、蝉の名前になったのか、とても親しみを感じます。 蝉の季節はもうすぐ終わり。今、森のなかには沢山のセミの抜け殻があち…

夏休み昆虫観察日記「命」

生命毎の寿命は異なり、生きている時の流れが違う。この夏に生まれ、生きた命はどれぐらいあるのだろう。 命短し虫たちは、精一杯生きることが出来たのか。無事、命をつなぐことが出来たのか。 自らの血を残すことが出来たのか。生きた証を残すことが出来た…

夏休み昆虫観察日記「森の中」

広葉樹の森、照葉樹の森、針葉樹の森と教科書では葉っぱが違う森だよと習って、分かった気になっていたが、実際に森に足を踏み入れ体験してみるといろんな発見や気づきがあるよ。 まず、明るさが違う。そして、温度が違う。 そして、生き物が違う。音が違う…

夏休み昆虫観察日記「水辺」

存在自体が命と直結していて、命に大きな影響を及ぼすものがある。それは「水」 瑞穂の国と呼ばれる日本は、水がはぐくんでいるといってもよい。古来、人は水と戦い、水を利用して暮らしていた。 そして、昆虫も人と水とをうまく利用してきた。 ここ、私市植…

夏休み昆虫観察日記「雑木林」

燦々と太陽がきらめく草むらをすぎると、下草が刈られた雑木林が広がる。すこし前までは、裏山は入り会いの山として、地区共同で運営されており、人々が草を刈り、薪を取り、日々利用していた。私市植物園の雑木林は、そのころの姿に近いのではないかと思う…

夏休み昆虫観察日記「草むら」

草むらは、虫たちの隠れ家であり食料であり、狩り場でもある。 夏の日差しがさんさんと降り注ぎ、夏の花が風に揺れる。花はかっこうのごちそうを提供してくれるレストラン。 蝶や蜂はごちそうに夢中。近くで見ていてもその一生懸命さがよく分かる。 ごくごく…

夏休み昆虫観察日記「はじまり」

夏休みといえば、海・山・川そして虫取り!宿題ほったらかしで遊び回るのは、子供の頃から変わらない。。 虫探しで重要なのは、環境を感じること。草原、木陰、明るい雑木林、暗い林 虫達は、自分たちの暮らしやすい場所、好きな食べ物や住処、産卵に適した…

変わりたい

変わりたい。変わりたい。 毎日思っていた。 今いる小さな世界から、大空に飛び出したいといつも思っていた。 その夢が今日かなった。 とうとうこの日がやってきたんだ。 でも何だか少し寂しい気がする。 いままであれだけ大きいと思っていた世界が急に小さ…

立秋ー寒蝉鳴(ひぐらしなく)

季節の移り変わりを感じるのは、気温だけでなく ふとした時に耳に入ってくる音だったりする。 ■蝉の声 ハルゼミが鳴き始め命の鼓動が始まる。 続いて、アブラゼミやクマゼミが真夏の主役となり ツクツクボウシやヒグラシのもの悲しげな声が聞こえ始めると そ…

夏の終わり

お盆をすぎると季節が変化する気がする。昨日、今日と扇風機で過ごせてしまい、窓を開けたまま寝ると、夜半には肌寒く感じてしまった。暦の上ではもう立秋も半ばにさしかかる。 夏休みも半分がすぎ、子供たちも宿題が気にな利始める頃かな。 萩、すすき、桔…

かっこいい

夏は虫たちの季節。 虫たちはとてもいきいきしている。 みんなの姿を見ていると、なんだか「いきいき」の力を分けてもらうよう。 チョウチョにカマキリ、トンボにバッタ みんなみんな、かっこいい。 一生懸命生きているって、なんだかかっこいい。 一生懸命…

さぼてん

私市植物園の一角に、さぼてんの温室があるが、研究施設のため立ち入ることが出来ない。少し前に、温室の前のスペースにサボテンを展示するエリアが出来たのは知っていたが、あまり立ち寄ることなかったが、トンボに導かれるように覗いてみたら、そのどくと…

ルリモンハナバチ

私市植物園に青いハチが飛び回ってるよと教えてもらった。 アキノタムラソウがお気に入りのようです。 ■ルリモンハナバチ(通称:ブルービー=青いハチ) ハチ目コシブトハナバチ科 とても少なくなっているハチで、スジボソフトハナバチに労働寄生するという…

きっとだいじょうぶ

夏、H2Oはとても活発になる。 降り注ぐお日様に照らされて、どんどんどんどん天に登る。 天に登った小さな分子はお互いに化学反応を起こすんだ。 雷を生み 音を生み 風を生み 水を生む ゴロゴロゴロ 空の上で雷さんが踊り始めた。 ゴロゴロゴロ ドッシーン …

おっちらほ、おっちらほ

げこげこげこ げこげこげこ 水が抜かれた田んぼの片隅に残った水たまりが騒がしい。 なんだなんだ なんだなんだ 尻あげて、おしりだして。 なんだなんだ。 んん なんだか、白黒のものが浮かんでるぞ。 おやおや 卵じゃないか。 そうか、卵を産んでるんだ。 …

枝垂槐(龍爪樹)の花

ぶーん、ぶーん 賑やかな羽音が響き渡る。 見上げると、白い小さな花が沢山垂れ下がっている。 シダレエンジュの花です。 ■槐(エンジュ):花言葉:幸福・上品 中国原産で、寿命が延びる=延寿と読みむため、学問と権威のシンボルで高官に出世すると庭に植…

プーン 耳元でその音が響くと、反射的にその主を探す。 日本の夏とは切っても切れない。”蚊”はなぜ人の血を吸うの? 実は、人の血を吸うのは、メスだけなんだ。 オスは草の汁なんかを吸って生きている。 メスは卵を生むため子孫をつなぐため、危険を犯して人…