のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

花みょうが

忙しい日々がここのところ続き、なかなか、散歩に出かける時間が取れない。 そんな時、ふと庭の片隅に目をやると、薄暗い地面に小さなミョウガの花が咲いていました。 触ると、フッと消えてしまいそうな、淡黄色の花びら。 あの、香り高いミョウガの蕾の中に…

道端のお社

田舎の道を走ると、お社が道々に残っている。 昔はこういったお社が、辻々に沢山あったのでしょう。 人々の生活とともに大切にされてきたお社も、少しづつ忘れ去られていくのもまた時の流れかもしれませんが。 大切なものを忘れてしまうのではないかと思いま…

夏の竹田城「雷雲」

深夜の仕事を終えて、帰宅途中の和田山IC付近では、夜霧の予感が漂っていた。 そうくれば、仮眠の場所は竹田城しかないでしょう。 駐車場に車を止め、うつらうつらしていると、ボンネットを叩く雨音が聞こえ始めた。 外はまだ暗い。 どんな風景との出会いが…

但馬高原植物園「精一杯」

植物には、虫たちが集まる。 植物が虫を呼んでいるから。 様々な虫たちが、植物に生かされている。 でも、みんなそんなことは考えてもいない。 一生懸命、今を生きる。 自分の出来ることを精一杯する。 そうやって、みんな生きている。 小さなレンズを通して…

但馬高原植物園「瀞川平(とろかわだいら)」

冬の間は、深い雪に閉ざされ、閉園してしまう植物園が但馬地方にある。 一度訪れてみたかった、但馬高原植物園に3連休の徹夜仕事の合間に訪れることが出来ました。 園内には、梅雨の終わりをなごり惜しむかのように、数多くのアジサイたちが、色とりどりに…

和池の大桂「生命力」

しかし、なんという生命力なのだろう。 主幹は朽ち果て、生まれたひこばえもまた、風雪に倒された事だろう。 傷つけられ、なぎ倒された幹からまた、生まれ出る子供たち。。 こんこんと湧き出る、清らかな水は、まるで桂の体内から生まれ出てくる清い水。 水…

和池の大桂「光の中へ」

まるで異次元の世界に紛れ込んだよう。 訪れるみなが、圧倒的な存在感に引き込まれる。 桂の古木とともに流れる時間を感じたくて、もう何時間ここに留まっているのか。 時。光。風。温度。湿度。 様々な変化が組み合わさり、桂の古木を包み込む。 生まれ出る…

芹は小さなレストラン

木陰から水際を覗きこむと緑豊かな葉の中に、純白の花束が風に揺れている。 小さな小さな花が集まってできた純白の世界を覗きこむと、小さな虫達が集う場所でした。 人にも人気の和風ハーブである芹は、昆虫たちにも人気者。 小さな花畑には、沢山の蜜や花粉…

夏の朝

夏の暑い時期は、早起きに限る。 日が昇る四時過ぎには起きだし、清々しい空気の中に飛び出してみる。 緑茂る葉影のあちこちで、小鳥たちはおいしい朝食をついばむのに、忙しく動きまわり。 朝露に濡れる蜘蛛たちも、じっと獲物がかかるのを待っている。 秋…

虫の季節

小さな狩人はが獲物を狩っていた。 コウゾの赤い実の肉に食らいつくものもいる。 この前甘そうな色合いに釣られて、一口くちに含んでみて、大変な目にあった。 舌の上に遂げみたいなのが残り、イガイガして。。。。 でも、やっぱりおいそそうだな。 こいつは…

「味」秋山 徳蔵

一冊の本を紹介された。 「味」秋山 徳蔵 明治生まれの一人の料理人で、宮内庁大膳職主厨長。 しかし、本とは面白いものだとつくづく思う。 一人の男の考え方、感じ方。 しかも、大正生まれての方の見聞き、体験されてきたことを 数十年たった今、追体験する…

但馬散歩「夏がくる」

大桂を育んできた、豊かな渓谷の名は、「糸井渓谷」という。 大桂を源流として流れだした水は、あちこちの沢が集まり、円山川に注ぎ、日本海に下る。 美しい谷には、様々な小鳥たちを詩を歌いながら、しきりに飛んでいる虫を捕まえていました。 忙しいね。(^…

但馬散歩「糸井の大桂」

糸井渓谷の最奥部に鎮座する桂の雄株 古くから神木として人々に奉られて来た、桂の古木に初めて出会ったのは、三叉が咲き誇る、肌寒い3月末のこと。 赤く固く閉じた蕾が印象的だった。 季節は夏。 糸井の渓谷は、カジカガエルの涼しげな声がこだまし、オオ…

靫草(うつぼぐさ)

夏枯草(かこそう)という不思議な呼び名の草 毎年冬至の頃(12月)に芽を出し夏至の頃に花が終わると、その部分だけが、枯れる姿にこんな名前が付いたらしい。 ほかの草花が緑濃くなるなかで、ぽつんと枯れた花柄は、薬草にもなるという。 ■靫(うつぼ) …