突如として、巨大な合掌造りの集落が現れた。
ひっそりとして誰もいない。
後でわかったが、五箇山の合掌造りは、何箇所かに分散していて、ここはその一つ
今にも、子どもたちが家の中から飛び出してくるような気がします。


小さな頃、畑があった方の家は茅葺の家でした。
土間を入ったら真っ暗で、その暗闇がどこまでも続いていそうでとても怖かった気がします。

その茅葺の家を建て替えるときに屋根のかやを裏の竹藪に敷き詰めたのですが、翌年から数年は、そこはカブトムシの幼虫の天国となり、小学生の私にとってわくわくする体験をもたらしてくれたものです。

たけのこも美味しかったなー
人と、山が近くにあり、寄り添って生きていく。
厳しいのはわかっているけれど、なんだか懐かしい。
ここって、泊まれるのかなー

五箇山は、陸の孤島として知られ、加賀藩の流刑地として数カ所に分散された流刑小屋があったといい、その一つが再現され現存している。
飯を入れるくり抜いた柱は当時のままの材を利用しているという。

中を覗いてみると真っ暗でしばらく花にも見えなかったが、目が慣れてくると、一人の武士がこちらをじっと眺めていた。
多くはこの中で病死し帰らぬ人となったという。
声をかけてくれた近隣の方が色々と話を聞かせてくれたが、
現在でも流刑地があったであろう地域はここだけでなく、その地区は今でも他所とはあまりつながりを持たないような風習が残っているとのこと。
村内の白山神社によってみると、立派な狛犬さんが迎えてくれた。

