のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「す」すずめ すまして すみれのかんむり

スミレの季節になると、子供とよくあそんだ、「ぐりとぐら」のかるたを思い出す。 ぐりとぐらのかるたの「す」 「す」 すずめすまして、すずめのかんむり! すみれのかんむりを、頭に冠り、つんとすました顔のすずめがなんとも愛くるしく 大人げなく、このカ…

楽しい季節

日が照ると少し汗ばむ季節を迎え、ウキウキとお弁当をもって 野山に出かけるのが一段と楽しくなってくるのは、人も昆虫も一緒のようです。 目を凝らすとあちこちに、小さな昆虫達と出会うことが多くなりましたね。 さあ、虫達との出会いの季節。 ワクワクの…

霞の色が消える時

霞桜が咲き始めると、1ヶ月に及ぶ桜の季節は厳かに終わりを迎える。 淡い水彩画のような、桜の風景が私は一番好きだ。 若草色に淡い桜色を混ぜ合わせた、このコントラストこそ、春の景色のフィナーレにふさわしい。 そして毎年楽しみにしている、家の向かい…

畑の周りで

夏野菜の準備に忙しいこの頃。 畑の脇の小さな水溜めを掃除したら、いろんないきもの顔出した。 ザリガニに、ドジョウさん。 ゆっくりしてた所ごめんね。 畑の横の田んぼは、レンゲが満開です。 最近レンゲを蒔いてくれる田んぼが多くなったようで、なんだか…

つながり

尺治の谷に幸せの青い鳥が帰ってきた。 オオルリの軽やかな声谷に響き、鶯と合唱を始めた。 お帰り、恋の季節だね(^_^) 森は次第に色合いを深め。 命を育む下地となり、あらゆるものを包み込んでいく。 やがて新しい命が産声を上げ、大空に旅立っていく。 細…

いろんなことを知りたいな。

一気ににぎやかになった野山にアカメガシワの三兄弟の花が咲く。 葉緑素がまだ行きわたっていない、葉の先がまだ赤い。 小さな葉っぱの中でいま、猛烈に化学変化が起こっている。 それはほんの小さな変化です。 見ようとしなければ気が付かない小さな小さな…

葭始生(あしはじめてしょうず)

水辺の植物も、ぐんぐんと育ち始め 空に鯉のぼりも泳ぎ始めた。 卵から生まれたばかりの生き物達が、草木に隠れ賢明に行きようとしている。 多くの危険に立ち向かい、立派な大人になる。 人も虫も、一皮むけるには、試練が必要なんだろうな。 過酷な試練を生…

祝福の歌声

若葉萌え始めた里山に霞がかかるような儚い桜が一気に花開いた。 山の中で若葉と融け合うい、夢の世界を見せてくれる霞の桜。 私はこの優しい色合いの霞桜が好きだ。 そして、数ある霞桜の中でも特別な一本の木があるのを私は知っている。 森のもののけたち…

夢のトンネル

真砂土のやせた山でも、たくましく育つ、くろんどの森の春の主役「コバノミツバツツジ」 冬の間静まり返っていた森が、春の日差しを受けてゆっくりほころんでいたが、 ミツバツツジの明かりが灯り、一気に明るくなりました。 この季節の裏山散歩コースは、秘…

そのものの名前は

かつて広大な寺社林を有した古刹「獅子窟寺」の近くに、八丈岩という大岩があり ちょうど、木々の梢とと同じ目線での風景を楽しむことが出来る。 カシなどの常緑樹、コナラなどの落葉樹、そして盛りがすぎた山桜の赤い葉など さまざまな木々達の織りなす春の…

四季のある国

お日様が天から舞い降りて、緑の野原に広がった。 ねえねえ。お母さん。 タンポポの海みたい。 春うららかな日差の中、子供たちが駆け回る。 年に一回のタンポポのお祭りが、今年も私市植物園にやってきた。 春はカンサイタンポポが一斉に咲き誇る。 今日は…

瑞々しい

命の輪廻は途切れることなく、今年も続き大地から命が湧き上がってきた。 ■瑞々しい 「光沢があって若々しい。また、新鮮で生気があること」 世はまさに、生気がみなぎっているのが目に見えて感じ、 森はやっぱり生きているんだと、つくづく思う。 幾千、幾…

元気いっぱい

窓の外から見る、森の色合いが、刻々と変わっていくこの頃 ともすると、変化に置いて行かれているんじゃないかと心配している自分がいる。 つい10日ほど前 卵からかえったばかりの雛のような可愛らしい姿で芽吹き始めた森の木々たち。 触ると壊れそうに繊…

はじまりは雨

季節の変わり目にはよく雨が降る。 それは、地球上における日本という国土の特色でもある。 豊かな雨は守を育て、生命を育み養ってくれる。 すべての始まりは「雨」 冷たく、暖かく。 枯れ葉をぬらし、芽生えを呼ぶ雨。 雨は色も作る。 風雨によって、素敵な…

ゆるりとお昼寝

タンポポは来週が満開かなー 私市植物園が一番賑やかな季節がやってきた。 コバノミツバツツジも咲き誇り、いよいよ春本番 季節の大波がやって来た。 ありんこは忙しそうに働いているが、私はゆるりとお昼寝モード。 小春日和の中、まぶしくなり始めた日差し…

オニグルミのパーマ

秋に葉を落としたオニグルミは、冬の間静かな眠りにつく。 20150131 その寝顔は、とても愛らしい寝顔で、私市植物園に訪れる旅に会いに行くのが 毎回の楽しみになっていました。 20150117 冬山を遊び歩き、しばらくぶりに会いに行った3月末のある日、ほろり…

櫻守という仕事

「古代より日本の伝統の櫻は朱のさした淡緑の葉とともに咲く山桜」 「染居吉野ばかりが日本の桜ではない」と あまたある日本固有種・古来種を残そうと努力を重ね続けた 「笹部新太郎」の想いの私市植物園の櫻山には染居吉野はない。 ここの櫻山には、約50…

設計図

木の芽の折り紙の設計者は誰なんだろう。 カエデ とても素敵な手先をしていたんだろうな。 丁寧に折りたたまれた折り紙は、設計図通りに開いていく。 堅く閉じていた花芽がほどけてきた。 誰かが、ポンとスイッチを押したのかな。 ユリノキ うわ、ハナイカダ…

山桜

二日前まで満開に咲き乱れていた枝垂れ桜は春嵐と共に、天に登っていました。 しかし桜山のお祭りはまだ終わらない。 この日、満開で迎えてくれたのは山桜。 淡い桜色の花びらと、赤い葉が同時に出てくる山桜。 ふたつの色が混ざり合い、より素敵な色となっ…

陰と陽の枝垂桜

今年も私市植物園の「枝垂れ桜のライトアップ」が開催された。 昼間のしだれが「陽」とすれば、夜のしだれ桜は「陰」 桜は、陰陽どちらの姿も魅力的です。 暗闇に浮かび上がる怪しげな光の島 あそこに行けば、なにな素敵な出会いがあるかもしれない。 そんな…

雨上がりのワクワク

雨上がりの森ってなんだかワクワクしない? しっとり湿った髪の毛から、滴る一滴のしずく。 とくに、萌え始めた草木の妖しい魅力がなんともいえません。 寒々とした冬の枯れ林から、命燃えさかる生命の森へ 一雨毎に生まれ変わる、まっただ中に入っていく。 …

桜山に灯がともる

私市植物園の桜山に灯がともった。 私は、私市植物園こそ、桜の名所だと密かに思っている。 満開の桜の元、喧噪の中での花見も良いかもしれないが、 花を愛でながらゆっくりと寝ころび、ちびりちびりやるのが性に合っているが、 そんな場所はなかなかない。 …