のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

口福

「うつぼのタタキって食べたことある?」 懐かしい声が電話の向こうから聞こえてくる。 翌日、ドキドキしながら帰宅すると、土佐からの口福が届いていました。 封を開けると早春の懐かしい香りが漂ってくる。 なんと日本酒まで。。(^^) 教えられたとおりに5…

三・三・三のしくみ

■三椏(みつまた) ジンチョウゲ科ミツマタ属 糸井渓谷の渓流沿は三椏の群落が花盛り。 不思議な魅力を持つ黄色い色彩が好き。 初めて見た群落に思わず息を呑む。 花言葉は、3つに分かれた枝を両親と子に例え「肉親の絆」とのこと。 楮(こうぞ)、雁皮(が…

花冷え

各地で桜の開花がニュースになり始めた頃、但馬の国は満開の梅が咲き誇り、 2週間ほど時を遡った淡い景色が広がっていました。 数日間続いた温かい日も寒気が南下して一気に冷え込み、冷たい雨が降ったりやんだりです。 ■花冷え 季節の主役が代わり、桜が咲…

春の息吹

春の息吹ってなんだろう? それは、森の色が変化すること。 枯れ草色に覆われていた風景があっというまに七色に染まっていくこと。 光り輝く季節に浮かれ、森の中が一気に騒がしくなること。 春の息を吹きかけられた景色が、曇りガラスのようにモスグリーン…

花見で一杯

桜が咲く頃になると、畑仕事も忙しくなる。 早起きしてとりあえず畑をたがやしておく。 これ、うまいこと大きくならなかった、白菜の花です。 炒めものにすると美味しいんです。 良い感じに腹も減って、喉も渇き、さあ、私市植物園に出かけます。 本当にぽか…

私市植物園の桜

大阪にも桜の開花宣言が出て、あちこちで桜が咲き始めました。 私市植物園で一番最初に咲き始めたのは、寒桜と彼岸桜でした。 ほのかな桜色に照らされる儚い花びらは見るものすべての者達を魅了する。 さあ、来週は満開の枝垂れ桜が楽しめそうです。(^^♪ 今…

花椿

椿山が春の日差しを受けて椿でいっぱいになりました。 古くから日本人に愛されてきた椿。 茶の間に添えられた一輪は、気高い気品が漂い、茶の湯の世界にいざなってくれる大事な存在のような気がします。 人々を魅了してきた、日本古来からの植物は、日本人の…

素敵なアンテナ

早春に花開く木々たちは、小さい花々が多いような気がします。 蜜をいっぱい貯めるのではなく、競争者の少ない時期を狙って花開くことにより、媒介者を誘っているのでしょうか。 =マンサク= そんなことを考えるのは人間だけ。!? 厳しい自然を生き残って…

はるこがねばな

梅の花が散り初め、南国で桜の開花がチラホラと聞かれる頃、生駒北部の山裾では、「はるこがねばな」の黄色い花が咲き始める。 ポンって音が聞こえてきそうな、春の花火です。 導火線に日がつくように、黄色い花火は静かな音を立てながら弾けていきます。 冬…

早春の妖精

銀色の風が野山を駆け回り、早春の妖精たちに光の粉をふりかけると、枯葉の中でじっと待っていた早春の花達がいっせい目覚めます。 目覚めたばかりのカタクリの花は、色も薄く、柔らかそうで、まだまだ眠そう。 暗闇の中に光る一輪の太陽は、見るものの心を…

銀色の幕が開くとき

春の朝日が差し込む幻想的なくろんど「尺治の谷」 母なる太陽から注がれた光は、冷えきった大地を温め、溶かしていく。 椿のタクトが振り下ろされるといっせいに光の粒子が舞い上がり、 銀色の幕がゆっくりと開惹かれると、壮大なオーケストラが始まります。…

春のあぜ道

枯れ草色だった田畑も、ぽかぽかの陽気を受けて優しい緑の絨毯が敷き詰められ光り輝いていました。 畑仕事もそろそろ忙しくなり始める頃ですね。 冬の間じっと寒さに耐えていたえんどう豆が一気に伸び始めました。 小さな虫達から見ると、ジャックと豆の木の…

小春日和

小春日和の野原は、小さな草花で満開です。 まだ、背の高い草花が少ない早春の季節。 地面を覆うのは、オオイヌノフグリや春の七草のハコベです。 コバルトブルーに輝く小さな宝石は今が盛りと元気いっぱい。 太陽がと一緒に花びらを開きます。 小さいけれど…

私市植物園の梅園

春を飛び越したような気温となり、遅れに遅れてた私市植物園の梅が一気に開花しました。 梅園に約40品種、100本を超える梅が一斉に咲き始めた様はまさに圧巻。 ほんのりした梅も素敵ですが、今年は爆発するかのように一斉に花開いたような気がします。 小じ…

大切なもの(大工道具)

父は若いころから大工仕事が好きで、自分で小屋や家を立てたりしていた。 決して触られせくれなかった鋸や鉋。 まっすぐに一定の速度で切れていく板。 気持よく削られていく木肌。 そんな父を間近で見ながら育った私は、小さいながらいつも手伝う、手伝うと…

大切なもの(虫眼鏡)

小さな手にピカピカ光る大きな虫眼鏡を通してみると、世界が変わって見える。 初めて手にした時の手にずっし知りした感覚をよく覚えている。 これは母の思い出の品。 思えば母からは沢山の興味の種を蒔いてもらったような気がします。 小さな種は、私の中で…

大切なもの(方位磁石)

持っているだけで何処か遠くへ連れて行ってくれるような気がする私の宝物。 たしか小学生の頃に貰ったのだと記憶している。 数年前に100歳を前にして他界した、祖父に貰った使い古された方位磁石。 たまに取り出して眺めると、小さな子供の頃の思い出が蘇…

踊り姫

小春日和のお日様は、ぽかぽかと地面を照らし春の草花が顔を出し始めています。 冬の間から咲き続けているホトケノザに続き、赤い芽を持つヒメオドリコソウがあちこちで顔を出し始めていました。 姫踊り子草と名付けられた小さな可憐な花が早春の野を、あか…

きのこ

週末の土曜日はこれでもか!っと言うほどの寒の戻りでしたが、日曜日は風もなく暖かく感じられるほどの日差しでした。 昨日とどいたゴローの靴を履いて早速裏山に出かけました。 せっかくなので慣れるためにも少しハードな道を選んで歩きます。 上りは足首が…

啓蟄(けいちつ)

地の中で、じっと耐えしのいできた生き物たちが、「そろそろ春かな」って感じ始める頃。 地の中にで眠っていた生き物たちはどうして春が近いことをこんなにも敏感に感じ取れるのでしょう。 お天道様が高く登り、時折春が顔を覗かせる。 トントン。トントン。…

goroの靴

昨年10月にゴローさんにお願いしていた靴が届きました。 新しい革皮かと思っていたのですが、入手出来なくなった裏出し皮が少し余り、作ることができたと言う。 とてもラッキーです。 新しい皮も試作段階でまだ本格起動にのっていないようです。 さて、早…

神鍋散歩「散歩の後で」

楽しい渓谷散策の後は、神鍋の湯「ゆとろぎ」でくつろぐことができます。 2日連続でおじゃましましたが、男性、女性のお風呂が日替わりで変わっているようです。 平日のゆとろぎはスキーのお客様もまばらで、ゆっくりと湯に浸かることができました。 和室も…

春を待つ

神鍋高原「稲葉川」はこの日、この冬一番と呼ばれる寒気の接近で吹雪のまっただ中でした。 今にも動き始めそうな重厚な蔦。 まるで、ファンタジーの物語に出てくる森の長老のようです。 前回カワガラスを見かけたあたりに目を凝らすと、降りしきる雪の中、じ…

変化

朝目が覚めると、こんこんと雪が降り続いているが、暑い雪雲に覆われている空から、時折太陽がうっすらと顔をのぞかせる。 いつのまにか、世界は白の女王に魔法をかけられ、あっという間に姿を変えていく。 その変化は見ているものの心を捉えて離しません。 …