のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

時が混ざり合う不思議な場所のこと

ロックフィルダム 巨大な岩石を積み上げて谷を埋める。 日本初のロックフィルダムは、空に向かって大きく手を広げている。 人がこんなものを作れるのかという不思議な感覚をうける。 ダムの上流側には満々を水がたたえられ、湖底に村が沈んでいという。 電力…

明けの郡上八幡

週末の夜に家を出て、適当なところで途中で仮眠を取り 夜明け前に目的地へ向かう。 人が動き始める前の郡上八幡町に、ふらっと寄ってみた。 バタバタバタ おはようございます。 新聞配達の人とすれ違い、挨拶をする。 外灯が消える前、夜明け前から働き始め…

振り返る

山を歩き始めて、こんなにも沢山の花が咲き乱れているのを初めて知った。 競うように咲き始める花達の姿に素直に驚き、虜になった。 若いころ、自然解説のボランディアで自然との付き合い方のヒントを沢山分けてもらった。 興味を持つことの大切さ 感じるこ…

触れて、嗅いで、感じてみる

お日様の力は偉大です。 日が昇ると急速に露が消えていきたい気が動き始めるのを 目に見えて、また肌で感じる。 急速に乾き始め、ぽかぽかと気持ちがよい稜線で一服つくことにした。 急ぐ道ではない。 のんびりいこう。 ただ感じるままに、歩く道を楽しむ。 …

シラビソ谷の夜明けのこと

気の早い鳥の声とともに夜が明ける。 森の生き物たちは早起きだ。 もうすぐ夜が明けるのが分かるのだろう 今日一番を飾るのは誰かな。 一つの声が始まる。 コーヒーを沸かしその時を待つ。 空が明るくなり始めるとその演奏会はピークを迎える。 目を閉じて谷…

白山北縦走路 オモ谷へ下る

脚長でずんぐりむっくり 後肢が発達していて、ちょこちょこと驚くほど水辺を速く走り 集団で飛翔したりする姿に人はとても興味を持ったのだろう。 千鳥模様、千鳥格子などにその名が使われてきています。 アニメのナルトに出てくる、サスケが使う術「チドリ…

北縦走路の花達

稜線の道を歩き始めると、我先にと咲き始めた花が迎えてくれた 春のイワカガミにマイズルソウ ちょっと気の早いニッコウキスゲ 一斉に咲き乱れる姿姿ですが、時々変わり者がいる。 そんな変わり種が時に変化をもたらしたりもすると聞く。 道はアップダウンを…

白山北縦走路 空に出る

白山鶴平新道~北縦走路~念仏尾根と続く道の事 ブナの森を楽しみながら、ゆっくりと3時間ほどかけて赤頭山(1602m)まで 高度を上げてきた。正面の尾根分岐の野谷荘司山(1797m)を見上げると、 真っ青の空が広がっていた。 右手には三方岩岳へと向かう稜…

白山北縦走路「命動き始める頃」

暑いな。 空は青く、日差しが強い。 夏がすぐそこまでやってきているのを感じる。 厳しい冬を生き延びた蝶たちは、柔らかくおいしそうな若葉を食して大きくなり 恋の相手を、美味しい蜜を探して 森の中を飛び回っている。 生き物たちにせかされるように 植物…

白山へ参る道の事

古より信仰の対象となってきた白山は、四方八方から参ることができるが、 時間泥棒に時を盗まれた人々は、北から参ることを忘れ始めており 人とすれ違うことはまれの道になっており、どの道をたどっても、 それぞれの尾根を目指して標高差1000m前後の高度を…

白山北縦走路 アプローチ

白山ホワイトロードを通るためバイクではアプローチ出来ないと思い込んでいた、白山北部のロングコース。 ふとしたことからトヨタ白川郷自然学校までの無料区間は、バイク通行可能ということが分かり、軽やかな晴天予報となった梅雨中休み週末、さっそくロン…

ぬたば

大日ヶ岳山頂からは三方に向かって縦走の道が伸びていた 西の石徹白方面へと向かう道なかなか興味をそそる道が続いていたが また今度のお楽しみ。 暖かな山頂でお昼にする。 今日は、炊き込みご飯の素に乾燥野菜と乾燥キノコを混ぜてみた。 これはなかなかの…

心緩める山歩き

花って、色んな姿をしているのにはそれぞれの理由があるのでしょうが、 ツクバネソウの花は、いつ見ても踊子を思い起こしてしまいます。 ほかの人が見ると、また違ったものを思い浮かべるのかな? ニョキニョキと伸びる独特の新芽はヤマウルシ 叔母が小さな…

奥美濃の森のこと

カナカナカナ、急登の尾根を上がり一息ついたブナの森には ヒグラシの声が響いていた。 そっと立ち止まり目を閉じると、梢の中からカエルと声がする。 モリアオガエルかな。 岐阜の高度1000mより上に位置する森は、急速に季節が進み始めている。 春の芽吹き…

オトシブミ

初夏の森に 点々と小さな巻物が落ちていることがある。 そして、往々にして鋭利な刃物で切り取られたかのような 葉っぱも乱雑に散らばっている。 その犯人は、オトシブミの仲間 森には沢山の不思議が散らばっていて、 探偵になって犯人を捜してみたりすると …

私の野山散歩の楽しみ方

歩き始めてすぐに、結構な急登りが小一時間ほど続くが 新緑の緑の中にハッとする紅色や淡い色の躑躅が咲いていて楽しませてくれる。 私が野山を歩く楽しみは、ちょっとした驚きを見つける楽しさを味わいたいため。 おや、ザトウムシかな。 尾根沿いの木々は…

銀の竜の回廊

伝説の銀の龍 鱗を纏い、鎌首を擡げるその姿に人は、銀の竜を想い いつしかその名を「銀竜草」と呼ぶようになった。 やや湿り気のある山地に生え 集団でこちらを見ていることがある。 梅雨で雨模様の週末だったが、少しずれて晴れ間も見えそうな休日 新緑の…

川上岳「夏近し」

気の早い台風が南の海を通り過ぎ、 梅雨前線と刺激し合って各地に大雨を降らし 風が吹き荒れても、木々たちはぐんぐんと空を目指して元気いっぱい。 お! 初ゼミの声が聞こえる。 ちょっと季節を先取りして得した気分。 登り返して、谷の反対側の稜線まで上…

川上岳「色輝く森」

サラサドウダン 最初に出会った時、ツツジの仲間だとは思いもよらなかった。 更紗(サラサ)とは、インド期限の模様の事だという。 染物の世界は奥が深く興味深い。 先ほど読み終わった(最終回を迎えた)、「あきない世傳 金と銀」では、いろいろな日本の伝…

川上岳(かおれだけ)「初めての道」

気になっていた の登山口へは4-5kmのダートが続いていた。 前日の台風の影響か、結構あれている個所が所々ある。 こういった時ハンターカブは便利です。 若いころ乗っていたXLRとまではいかないが、ダートの踏破性もそこそこあり、 ゆっくり行けば何とかなる…

白鳥町二日町の八幡神社

にらめっこしましょう あ・ぷっ・ぷっ 目がクリクリっとしているのも、にらめっこしてふざけているかのよう。 なんとも愛らしい顔をしていて、微笑んでしまいまい なんだか頭をなでたくなってしまうのは、耳が上にあるためか。 銚子ヶ峰から帰り道、長良川沿…

山への行きかえりの道のこと

通ってくると、よく行く山が段々と決まってくる。 それは山だけでなく、行き帰りの道も含まれている。 変化のある四季折々の森があり、生き帰りも気持ちがいい。 そして適度な距離 そう思うとこの道やっぱりいいな。 石徹白への道は、様々な植物が生い茂り …

早朝の郡上八幡

山から下りてきた帰り道 早朝の郡上八幡をぶらり訪れてみた。 郡上踊り今年はやるらしいよと、最近名古屋でも耳にすることが多い。 今年は、あちこちでこれまでのうっ憤を晴らすかのように 踊りに熱中する人々が全国にあふれるんだろうな。 川と人の暮らしが…

美濃禅定道「今日はここまで」

ここまでかなー やはりこの道は残雪が多く、三ノ峰直下の設計を米粒のような人が登っているのが分かる。 無理すれば行けるかもしれないけど、楽しくないだろうな。 私はここまでにします。 気を付けて。 無理はしない。 徹底して教えていただいたことを守る…

美濃禅定道「空へのぼる」

今回はゆっくりと山を楽しむ予定、日帰りではもったいないので 空と相談しながら今夜の宿を決めようと思っている。 雲と同じ目線まで登り詰めてきたころ、仰ぎ見ると青空がのぞき始めたが 谷向こうにを見ると、雲が連なる。 降水確率は0%の週末だが、雨上…

美濃禅定道「にたもの同士」

クマザサとユキザサ 並んでみるととてもよくみた葉っぱです。 名前を知るとより身近に感じて友達になれる。 その名前の由来をしると、もっと友達になれる。 似た者同士を知り それぞれの違いを知る。 君の名前は? おや、笹の花が咲いている。 あっちにもこ…