のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

川上岳(かおれだけ)「初めての道」

気になっていた

の登山口へは4-5kmのダートが続いていた。

前日の台風の影響か、結構あれている個所が所々ある。

こういった時ハンターカブは便利です。

若いころ乗っていたXLRとまではいかないが、ダートの踏破性もそこそこあり、

ゆっくり行けば何とかなる楽しい乗り物です。

登山口の広場には駐車車両もなく、登山者は私一人のようで

静かな山歩きを楽しめそうです。

ガイドブックを見ると、6月中旬にはサラサドウダンが楽しめるとある。

今年は季節が早回りなので、どんな感じかな。

沢を渡ると、地図の通り杉林の暗い森の急登がいきなり続く道だったが

時々現れる、植物たちを楽しみながらゆっくりと前に進む。

暗い森には暗い森の植生がある。

あれ、オトシブミの手紙が来ているよ。

見上げると、新緑の若葉が広がっていた。

この中には、ゾウムシの小さな卵がひとつ包まれており

親は、葉っぱをぽつりと地面に切り落とす。

以前、一度ほどいてみたことがあるのですが、とっても器用に巻いているのに驚きました。

ゆっくり、ゆっくり

足元に注意しながら詰めていく。

2時間ほど登ると、尾根が見え始め植生が変わってきた。

木々も曲がり雪が多いことを示している。

さあ、尾根道までもう少し。