晴天の下、空木岳の山頂に舞い降りた。
北へと続く尾根道の向こうに続く木曽駒ケ岳の左には、乗鞍岳、御嶽山と北アルプスの南側の山塊がよく見える。
この尾根をたどる縦走はまた今度計画してみよう。
それぞれの峰には小屋が立ち訪れるものを優しく、厳しく迎えてくれる。
そんな小屋を訪ねるのもよいかもしれない。
さあゆっくりと降りようか。
登ってくる道のりも長いが、下る道も長い。
駒石を過ぎると眺望が効かない樹林帯に入るはずだ。
キラキラと輝くだろう下りの森は、どんな姿を見せてくれるのか。
ワクワクしながら森に入る。