森林限界を超えて半時間ほど空へと上がっていくと、稜線に建つ五の池小屋に到着する。
小屋の方が言われていたのですが、数年前の台風で崩れてしまったというテラス
前回は気が付かなかったのですが、色の違う石の場所が崩れた場所なのでしょう。
上手いこと組んで修復されています。
前回は稜線を西に進み、飛騨山上を目指したが、今回は東に向かい、継子岳(ままこ)を周回する予定を立てている。
御嶽山は、主峰剣ヶ峰を3つの外輪山<継子岳(ままこだけ)、摩利支天山(まりしてんやま、継母岳(ままははだけ)>が取り囲み大きな山塊となっている。
四の池のこと。
四の池はとても不思議な場所ですよ。
池といっても水はたまらないのですが、どこか別の世界に来たような感覚に陥るんです。
前回、こう言って、五の池小屋のご主人が四の池を進めてくれた。
天に岩が突き出ている。
まるで、氷が割れたような岩が折り重なる不思議な高家が、継子岳三条付近に広がっていた。
どうやったらこんな状況が作り出されるのだろう。
大地って本当に不思議です。
山向こうには、大きな乗鞍岳がこちらを見ていた。
さらに向こうには北アルプスの山々が連なっている。
振り返ると、摩利支天岳への道が伸びる。
どちらを向いても、雄大な景色が私を包む。
足元には、コマクサがあちこちに顔を出し、笑いかけてくれる。
いい場所だな。