のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

日々の暮らし-帰郷

思い出箱

田舎の押し入れにほこりをかぶった箱があった ふたに「おもいで箱」と書かれている。 何だろうと開けてみたら思い出が詰まっていた。 そっと開けて母の思いを感じる箱 ランキング参加中短文エッセイ

ゆるやかな時間の流れる場所のこと

生まれ育った町が見えてきた。 三方を山に囲まれ、一方は海に続くまち。 瀬戸内の小さな町が私の故郷 父と母がいる街 ただいまー そこにはいつも笑顔があり、受け入れてくれる人がいる。 帰る場所があるってとても幸せなことだと思います。 うわ! また増え…

コロッケ

ただいま。 暖簾をくぐると、一瞬で時が巻き戻る。 築100年弱のちょっと傾いた家だけど、大工だった父があちこち手を入れていた。 そして、小さな私は手伝いがしたくて仕方がなかったのを思い出す。 この玄関も、昔は広い土間だった。 たしか土間だったこ…

2022年初歩き

4年前(2018年)の豪雨災害で崩落した船津神社への参道は復旧されて、訪れる人を待ち構えていた。 おめでとうございます。 今年は正面からお参りできますね。 2022年元旦の野山歩きは、かつて船着き場であったであろう、船津神社の参道から歩き始めることに…

2022帰郷

この景色が好きだ。 三原から呉線に入ると多島の海が広がり始める。 2年ぶりの帰郷は電車に揺られながらの旅を楽しんだ。 日本中いろいろな場所を旅してきたけれど、こんなに穏やかな海が広がる場所はなかなかないことに気が付いた。 離れて、改めてその魅…

街並み

野呂山のすそ野に広がる小さな三角州に広がる小さな町がある。大川を中心に広がる町は、時とともに少し変化していた。 年々街のあちこちで、建て替えや道路整備が進んでいてその変化は年々激しくなり、小学校前の書店は取り壊され、屋根から突き出ていた大楠…

好きなことを続けよう

父は物作りが大好き家を自分で作ったり、あちこち建築関係の手伝いをしたりしている内に脱サラしてなんでも大工さんに。小さい頃からいろいろ手伝いがとても楽しかった。今でも、何かを作っているのが楽しくて仕方がないとのことで、もらってきた丸太から板…

瀬戸内へ

瀬戸内海に浮かぶ島々を眺めながら、ゴトゴトと揺れる音が心地よく響く。 たまにはのんびりしようと、予定も決めずにサミット休暇するぞ!と宣言したけれど梅雨入り宣言。日本中どこも雨予報!そうだな、久しぶりに田舎に顔でも見せに帰ろうかなと、のんびり…

帰り道

元日早々急ぐ旅でもないし、穏やかな、瀬戸内の島々を眺めながら、娘と二人ドライブもいいか。 ■安芸の小京都竹原の街は、平安時代に京都の下鴨神社の荘園となり、今なおその風情を残す町並みです。久しぶりだな。 流石に元旦のため、環境客も皆無(空いてい…

町の様子のこと

今回の豪雨災害では、広範囲、そして長期間に渡る断水となり困難が長く続きました。その中で、自衛隊の方々の給水に長い列ができましたが、高齢者にはなかなかつらい状態だったとのこと。 実家は100年近く前から立っている、古い家で、回収のときに2つあ…

高島トレイル「赤坂山」

奥琵琶湖と日本海を隔てる国境を起点とする80kmにもなる高島トレイル。 前々から一度歩いてみたいとと思っていたが、踏破するには、3ー4日かかるという。 今回は、その中でも花の山として有名な、「赤坂山」を訪れた。 深夜に到着した登山口で寝袋に入り、ぐ…

ご先祖様のこと

春分の日と秋分の日。 季節の変わり目にお墓参りをする習慣はいつからあるのだろう。 善通寺 ■春分の日 春が見直に感じられ始め、生き物達も恋の歌を奏で始め 「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」 そして「春のお彼岸」の頃 先祖代々続いているお墓を大事…

千代ばあちゃんの奈良漬

広島の妹からメールが来た。 9/30 ふと気が付くとハヤトウリが大きくなっていました。 鈴なりです。 千代ばあちゃんがよく奈良漬けにしてたなぁ。 10/7 順調に水が上がってきました〜 (金)辺り1日干して酒粕に漬け込みまーす 10/9 6ヶ月待っててね 数年前に…

帰郷「秋の訪れ」

褐色の屋根。 広島「加茂台地」に入ると、茶褐色の赤瓦の屋根が広がり、 独特の風景が広がる。 緑の田に赤色の屋根が映える風景が好き。 今年は雨が多く、ため池にも満々と水がたたえられています。 虫に葉っぱを食べられたドングリの木ですが、しっかりと実…

帰郷「急ぎすぎたのかもしれない」

私の生まれた呉も含めて、広島の海岸沿いは、海と山に囲まれた街。 狭い土地に人々が暮らす。 山へ、山へと生活を広げていった人たち。 やまの斜面に畑を設け。 家を作り。 そしてお墓を作る。 広島では? 墓所といえば、海を見下ろす丘の上。 眺めの良い場…

友へ

ふとした時に思い出す友がいる。 高校時代、箒をバットに、教室の中で野球をしたり、気が合い、よく遊び話をした。 少林寺拳法に夢中になったのも、彼のおかげ。 おかげで、すこし変われたような気がする。 最近では、年賀状のやりとりだけになっていた彼が…

記憶「1枚の写真から」

今日、1枚の写真から、何十年ぶりの出会いがあった。 突然いなくなった友。 忘れていた記憶が、一枚の写真と。 一言のコメントで、鮮やかに繋がった。 FBより借用m(__)m 小さな思い出が、粒となり、次々に思い出が蘇る。 まさに記憶の連鎖。 不思議な出会い…

ぐるぐる

島々に囲まれ、深い水深を持った、天然の良港「呉の港」 天然の良港であった呉は、海軍鎮守府がおかれ、軍港として発展してきた名残が今なお残る。 瀬戸内の穏やかな波を感じながらの「しまなみ」をめぐる海の旅。 朝一番のフェリーに乗ってフェリーのエンジ…

たより 「紅葉がはじまりました」

田舎にいる妹から、裏の銀杏が紅葉を始めたと便りが届いた。 中学校の横で妹が拾った銀杏とのこと。 大きくなったなと、帰省するたびに見上げていたが、そんな銀杏だとは知らなかった。 まてよ、よく思い返してみると、鉢に植えていたあの銀杏かな。 そうか…

キーワードはダム

>キーワードはダムなのでしょうね。 最初は何のことだか分からなかった。 母が子供のころは、ごうごうと爆音をとどろかせていた二級の滝。 私が物心ついたころにはすでに、滝の流れはなく、滝つぼだけがその面影を残しているだけ。 そうか。 もらうことは、…

海辺の散歩

夏休みの日課 ・ラジオ体操 ・少し宿題 そして、水中メガネとヤスを持って、海に泳ぎに行き、日が傾くまで海で遊ぶ。 毎日通っていた海水浴場。 かつては、海の家も出ていた小さな海水浴場。 堤防から飛び込んでいた子供たち。 今は、静かに一組の親子が、水…

残したいもの

三方を山に囲まれ、黒瀬川(広大川)が山から運び出した土砂によってできた、小さな三角州に広がる町。 三角州の扇の先には、干潟が広がり沢山の生き物が暮らしている。 干潟には小さなかに穴が無数に空き、近づくとさっと逃げ隠れる。 その場でじっとしてい…

大集合

久しぶりに、田舎の父母の元に兄弟が大集合。 しかし人間って不思議。 もとは2人だった父母からこんなにも家族が増えるんだ。 こうして、帰省して写真を撮るたびにそう思う。 しかし、みんなでワイワイしながら食べるご飯はうまいのー 日ごろ静かな、この家…

いずもおおやしろ

八百万の集う地 年に一度、日本の八百万の神々が此処に帰り心を休める。 「神無月」をこの地では「神有月」と言う。 光いずる。 朝日輝く松の木の参道を通り抜けると、巨大な本殿がそびえ立つ。 でっかいな。 かつては、地上15階建てに相当する空中にそび…

黒瀬川の野鳥

今回の帰省で楽しみにしていた事の一つに、愛読しているメールマガジンで出てくる場所に出かけてみることです。 ※里山を歩こう:http://www14.plala.or.jp/quercus 運が良ければ、ヤマセミと出逢えるかもしれません(^^) ワクワクしながら、1/1、2と出かけて…

新年二日目の日の出

新年二日目、元旦の初日の出はうす曇で拝めませんでしたので、雪が時折降る中、再び大入(だいにゅう)に出てみました。 来年開通の東広島呉道路整備の関係で、どんどんと道路が整備されてきて、音戸方面へのアクセスもとてもよくなりそうです。 灰ヶ峰から…

吉松山の砲台跡

生まれ育った町。三方を山に囲まれた瀬戸内海の三角州に開けた町。 身近な里山そして、戦時中は広工廠を守るために砲台が設置されていていた「吉松山」。 初詣のついでに吉松山散歩に出かけました。 船津神社のシンボル!?今にも倒れそうな古い鳥居は、今も…

ふるさと広町

子供のころはあんなに広々としていた町並み、こんなに小さい谷間だったんだといつも変えるたびに小さな驚きを感じる、瀬戸内海特有の地形で三方を山に囲まれ海に面した小さな町。 潮が引いた広大川(黒瀬川)から小学校の効果にも出てくる、野呂山を仰ぎ見ま…

黒瀬のため池

帰省で広島に帰ってきました。 昼間はほんと毎日暑い日が続きますが、近くのため池を散歩してみました。 子供のころは、ここでよく泳いだものです。 ひらひらと、蝶トンボが魅惑的に、池の上を飛び交っています。 コオニヤンマが、一休み。 今は、訪れる人も…