のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

山-比良山系

のんびりそして忙しい

若葉の梢に朱色の虫こぶ この虫こぶって、アブラムシなどがつくと 草木の防衛本能なのか、細胞の異常反応でこんなコブが出来るという。 花粉症みたいですね。 この季節、花粉症でつらいんだよねという 同僚と久しぶりに野山を歩く いつもは早い彼だけど、ち…

分水嶺の山

稜線に上がると、日本海から吹き上がってくる風が吹き荒れており、 お地蔵さまも岩陰でひっそりと息を殺していらっしゃる。 赤坂山は琵琶湖北部に位置し、日本海と琵琶湖を挟む分水嶺の山で 関ケ原から東海へと駆け抜ける風の通り道でもある。 頂上まで行く…

一輪のイワカガミ

花の山として有名な赤坂山だけど、早春の草花はすでに姿を消し 低木の花が目立ち始めている。 コアジサイの花芽があちこちで膨らみ始め、ピンク色の空木の花が目立ち始めていた。 ゆっくりと進む季節を感じながら高度を上げていき、霧が濃くなってきた。 雲…

心の洗濯場

思ったより花が少ないですね。 今年は季節が例年より早く進んでおり、今年の風景なのでしょう。 年により季節の進みは揺れ動き、人はその力にそっと寄り添いうまく 付き合っていくことが大切だと感じます。 花が少なくてもね。 かわいい新芽や、虫たちが森歩…

新年の武奈ヶ岳「雪は少ないけれど」

例年のお正月の武奈ヶ岳だったら、山頂から北尾根への道は雪深く、トレースも少なくなかなか行こうかなとは思わないコース ですが、数ヶ月前から、昼休みにジョギングを始めた効果が出ているのか、体調もすこぶる良い。 北尾根経由で、広河原を経由して八雲…

新年の武奈ヶ岳「歩いていくみち」

どこまでも続く道をみると どこまでも歩いて行きたくなる。 旅の醍醐味は、いろんな風景に出会え たくさんの人と出会え 非日常体験との出会い たくさんの記憶の引き出しをつくること 失敗したり、辛かったことのほうが良い思い出になっている たまに思い出し…

新年の武奈ヶ岳「山眠りに入る」

「山眠る」という俳句の季語があるが、冬の山に入ると、まさに、山が眠っているということを実感する時がある。 何も考えずにただ森の中に佇み、じっとしていると、感じる心が敏感になるのかもしれない。 色とりどりで賑やかで、生命に満ち溢れていた世界が…

新年の武奈ヶ岳「ぐるぐる回る」

雪は降って、溶けて、凍って夏の日差しで火照った大地を少しづつ冷やしていく。 大地は眠り、すべての生き物たちが休息に入る。 うとうととしては、目を覚ますが、冬が深まるにつれて次第にまどろみが深くなる。 なにが悪かったのか、力尽きて倒れるものもあ…

新年の武奈ヶ岳「朝日を浴びて」

帰省せずに大阪で過ごすお正月 始発電車に乗り、琵琶湖の西岸の比良駅に降り立つ。 良い天気になりそうだ。 目指すは、琵琶湖の西側に南北にそびえる比良山地の最高峰武奈ヶ岳(1216m) 比良駅は標高89mなので、その差1127m 年始の足慣らしに何…

武奈ヶ岳「花の道」

春の山道は名もない草花たちでいっぱい。鳥は囀り、音楽を奏でる。 柔らかな木漏れ日を浴びて衣をほころばせる若芽が初々しい。はらり、はらりと、冬のコートが宙に舞います。 以前出会った場所で、イカリソウも待っていてくれていた。ありがとう。また出会…

武奈ヶ岳「命感じる場所」

知らないことは身の回りにたくさんあることに気づくととても楽しい。春の山に初めて上ったとき。美しい変化が起こっていることに素直に驚いた。今まで知らずに生きていたことが残念に思えた。 そして花は、1週間違えば出会うことができないことも多い。季節…

武奈ヶ岳「春が来た」

今年のGWの始まりは、寒気の影響で肌寒く標高の高い山からは雪の便りも聞かれる中久しぶりにテントを持って武奈ヶ岳に出かけることにした。比良駅に降り立ち、田植えの始まった田園の中を正面谷向かう途中にある、樹下(じゅした)神社では、春の大祭の準備…

夏休みの山登り「楽しいひと時」

一人だと質素になる食事も、仲間がいると一気に豪華になる。これ美味しいですね。たけのこ、カマンベールチーズ、お肉で巻いて とろーり蜂蜜をかけると出来上がり。絶品です。 そしてパテ酒飲みのアテです・・・ ホタテキノコをオリーブオイルと塩コショウで…

夏休みの山登り「武奈ヶ岳へ」

2018年夏休み最後の2日間は、Tommyさんと武奈ヶ岳に出かけることになった。ほぼ1年後しの武奈ヶ岳、いつものコースを選択した。 おお!フンコロガシじゃないの。始めて転がしているとこを発見!森はたくさんの生き物たちで常に循環している。 武奈ヶ岳…

雲に包まれて

ふわりふわりと自由気ままに形を変える。上に下にと気の向くままに流れ行く。雲は自由な風来坊。 そんな雲を眺めながら、今日のお隣さんは3張りでした。それぞれのテントで今日の思い出を語り合う。ゆったりとした時間が流れていく。 日が沈み、夜の帳が下…

幸せごはん

土佐の友とご縁がつながって数年。楽しい関係を頂いている。夏を迎える頃、お酒をいっさい嗜まない、和博さんかヤマモモのお酒を頂いた。これは、とっておきの山の上でいただきたいと、大事に取っておいた。 美しい山もも色にそまったお酒優しい母の湖に向に…

ゆっくり眺めること

気温が上がる昼過ぎ、徐々に徐々に霧は大気に吸収され消えてきたが、武奈ヶ岳山頂方面はまだ深い雲の中。今回は琵琶湖川から、比良山地をすこし縦走気味にさまよってみようかと思っていたけれど、あまりおいしくなさそうなシチュエーションになりそうだ。 よ…

天気のこと

河童さんにはよく、天気図で天候を自ら予測している。 北北東の風、風力**、晴れ 天気図、中学校のクラブで毎日書ラジオ聞きながら天気図書いていたなー 山の天気は、天気予報ではわからない。天気図とその地での経験を元に天気を予想する。この日、天気予…

山での楽しみ

ハードな毎日が続く中、今日は友から嬉しい電話があった。 八田さんが亡くなられて一周忌 引き継いだ形見のピッケルの出番は今年はまだない。 やっぱり、ひとりより、ご飯は気の合う仲間と囲むのが楽しいよね。 今回の遊山は、一人だったけど。 一握りの野菜…

一年の無事を祈る

ブナが多く多く生え、四季折々の景色を見せてくれる山。 いつもは見上げるだけだけど、今日はあの頂きまで行ってみよう。 頂で皆を見守っていてくれるお地蔵様に会いに行ってみよう。 お元気でしたか? ここは信仰の山、皆が祈りをささげる山。 今年も皆が事…

ゆっくり

今年のお正月は無事故だったとのこと。 レスキュー比良の方の足取りも軽い。 雪が現われはじめた。 やっぱりわくわくするね。 急なも登りに息を切らせながら、ゆっくりゆっくりを足を踏み出す。 久しぶりの感覚だ。 やあ、また出会ったね。 この山は大きな杉…

お久しぶり

一年ぶりの武奈ヶ岳 お正月に久しぶりにゆっくり休んで充電。 体重とともに、気持ちもうずうずしてくる(^_^;) さあ、久しぶりに出かけてみよう。 しかし、去年とは全く違う景色に驚く限りです。 ■2016.1.2 しかしこれが今年の冬なのでしょう。 雪国の人たち…

中央分水嶺「赤坂山」ごちそうさまでした。

北海道「宗谷岬」から九州の「佐多岬」まで全長約5000km 雲上から低地まで、水を分かつ道が延々と続く。 その中でも、ここ高島トレイルは、左に日本海。右に母なる琵琶湖を望む特別な場所。 そして、低山であるこの場所を歩くのは、「春」と「秋」が一番素敵…

中央分水嶺「赤坂山」森のオーケストラ

誰に媚びるでもなく。 一輪一輪が、凛とした個性を醸しだし、自分を主張している。 それでいて、お互いに響きあい、歌いあう森のオーケストラ。 森の音楽会が始まります。 この日の指揮者は、イカリソウ。 指揮棒を、風にゆだね、心のままに皆を導く名手です…

高島トレイル「旅に出る」

遙か天空から俯瞰してみれば、日本海と太平洋挟まれた、竜のような島国。 うねる竜の背骨に当たる部分を「中央分水嶺」と人は呼ぶ。 分水嶺は、水を左右に分ける峰 一方は、日本海へと下り、一方は太平洋へと下る分かれ道。 どちらに下るかで、出会いが変わ…

武奈ヶ岳「今日はここまで」

あ! 少しだけど霧氷が咲いている。 やっぱりきれいだなー。 いつも会えるとは限らない一期一会 そして、この日はめったにない快晴に恵まれ、琵琶湖の向こう側には 雪をかぶった山々がはるか向こうまで続いている壮大な景色が一望できます。 やはり、朝一番…

武奈ヶ岳「雨水(うすい)」

■雨水(うすい) 地を覆い尽くした白く堅い大地も次第にゆるんでくる頃 空からの雪も次第に編め混じりになる。 山々を覆った多くの雪は、天の水瓶 大地を潤し、田畑を満たす。 湖北地方には豊かな棚田が、今なお数多く残っています。 これも、比良の山々に降…

武奈ヶ岳「雪の花」

一人で行くときは、よく知っているところ。 いつもの武奈ヶ岳 今回は、電車ではなく車でいって、早朝から上り始めようかと思ったが、出遅れた。。。 この週末は、土曜日のワンチャンスが晴れ予報ということもあり、たくさんの人が入山しているようです。 ス…

雪の武奈ヶ岳「おしゃれ」

山は白い衣をまとい、うっすらと頬を染め恥ずかしげに私を迎えてくれた。 その姿を、母なる湖の湖面に写し、時間とともに移りゆく。 山には表情がある。 そして、一日のうちに何度もおしゃれをする。 それぞれの山には、個々特色のある物達が住まう。 住まわ…

雪の武奈ヶ岳「命育む森」

■スノーシュー さあ、どうやって履くんだろう。。。 あれ、踵がフリーになるぞ。 なるほどなるほど。。。 ここの金具に靴を引っ掛けると、踵がうかないんだ。 家で試してこいよって言われそうですね。。。 さあ、もりの動物となって探検だ。(^_^;) ■森の生き…