梅雨末期、寒気が入り込み昼前後は雷雨の予報だった。
見上げる山は雲の中、天候を探りながら散策できる場所を考えて、目指す場所は「栂池自然園」に決めた。
最寄りの「白馬大池」の駅で汽車を下りたが、こちらからのバスほとんどないようだ。
歩いていくか。
谷底から、高原台地の栂池へと小一時間歩くことにした。
昔はスキーリゾートとして賑わったであろう栂池高原スキー場も経営は厳しそうだった。
すこし寂れた栂池の旅館街を抜け、ゴンドラ「イブ」とロープウェイを乗り継ぎ湿原を目指す。
この天候のためか、訪れる人は数えるほど。
静かな散策が楽しめそうだ。
標高1829mのロープウェイ「自然園駅」の空気はひやりとしていた。
夏冬を通して、栂池を訪れるのは初めてのこと。
近くには、ヒュッテもあり次回はこちらにお邪魔するのもよさそうです。
雲の中の散策となるかと思っていたのだけれど、目の前には白馬岳へと続く、小蓮華山が姿を現してくれていた。
ここは、白馬岳から取り付き、小蓮華山を経由して白馬大池、白馬乗鞍岳をへて栂池自然園へと下る道を楽しめるようです。
覚えておこう。
さあ、自然園のビジターセンターを通り抜け、湿原へと足を踏み入れドキドキしながら歩き出す。