のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

触れて、嗅いで、感じてみる

お日様の力は偉大です。

日が昇ると急速に露が消えていきたい気が動き始めるのを

目に見えて、また肌で感じる。

急速に乾き始め、ぽかぽかと気持ちがよい稜線で一服つくことにした。

急ぐ道ではない。

のんびりいこう。

ただ感じるままに、歩く道を楽しむ。

立ち止まり、座ってみると歩いているときには感じ取れなかったことが何倍も感じ取れる。

日の光、風の匂い

鳥の声、虫の羽音

目を凝らすと、白い小さな粒の花が

実は、星のような花びらを持つ花の集まりだったことに気付いたり。

しゃら、しゃらと風に揺れる鈴の音を奏でる音が聞こえてきたり。

昨日通った時には閉じていた花びらが

朝には開いていることに気付いたり。

キイロの花ばかりだと思っていたのが意外にシロバナもあったりするんだと気が付いたり。

*クモマニガナ

咲き始めたニッコウキスゲは、一日だけ花開く1日花という。

昨日見かけた花は今日は枯れ、また新たな蕾が花開く。

針葉樹の若葉を触ってみると、とても気持ちがいいことに気が付いたり。

触れて、嗅いで、感じてみる。

一つ一つを大切に拾い上げていきながら、歩くのが好き。