ここまでかなー
やはりこの道は残雪が多く、三ノ峰直下の設計を米粒のような人が登っているのが分かる。
無理すれば行けるかもしれないけど、楽しくないだろうな。
私はここまでにします。
気を付けて。
無理はしない。
徹底して教えていただいたことを守る。
今年も会えたね。
昨年は三ノ峰の小屋の直下で合った「タカネザクラ」
タカネザクラは雪解けのころ咲く花で、別名ミネザクラと言い、花と同時に葉が開く。
銚子ヶ峰にもいてくれてうれしいよ。
雪は次第に解けていき、あと一か月もすれば多くの人を迎える事でしょう。
振り返ると雲が取れ、別山が顔を見せてくれた。
日も差し始めたし、以前来た時も休んだお気に入りの岩の上まで戻って
昼寝でもして、今夜どうするか決めようかな。
岩の下に鮮やかな小鳥の姿がちらちら見える。
望遠のカメラも持ってきたらよかったな。
コーヒーを頂き
早い昼食も準備する。
ここ良いですか？
どうぞ、どうぞ。
何組かのパーティーが近くでお昼を広げる。
この場所いいですね。
ですよね。
空の様子と風の様子を見ていたが、どうも今夜の星空は期待薄と判断し
稜線の森の中にある避難小屋まで下り宿とすることにした。
ゆるりと時を過ごし
朝の鳥の声を聴きながら下ることにしよう。
空を見上げると、飛行機が雲を作っていた。
今の神鳩ノ避難小屋は二代目の小屋で、とてもきれいです。
小屋前を少し下ると水場もあります。
建て替えられた当初はトイレがあったそうですが、汲み取りが大変で今は携帯トイレ制度になっている。
これでいいんじゃない。
今日は一人かなと思っていたら、私と同じような考えの方がもう一人
二人でいろいろ話しながら夜を明かし
鳥の声とともに出発しました。
私はゆっくりと下りますのでお先にどうぞ。
山での出会いは一期一会。
またどこかでお会いできるといいですね。
