のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

ぬたば

大日ヶ岳山頂からは三方に向かって縦走の道が伸びていた

西の石徹白方面へと向かう道なかなか興味をそそる道が続いていたが

また今度のお楽しみ。

暖かな山頂でお昼にする。

今日は、炊き込みご飯の素に乾燥野菜と乾燥キノコを混ぜてみた。

これはなかなかの美味しかったです。

乾燥野菜のアレンジ成功!

下る道

登りとはまた別の視野が開ける。

あれ、こんな湿地温かな。

カエルの声に目を向けると、猪の「ぬたば」のようであった。

猪は寄生虫を避けるため、頻繁にぬたばを訪れるという。

最近は人との境目が曖昧になり、摩擦が起こっていることをよく聞くが

山深い森にすむ主は、どんな気持ちでいるのだろうか。

風が吹けば風のまま。

雨が降れば濡れるに任せ、

森にすむものはその在りようのまま生きている。

人もかつてはそうやって生きていた。

いまもここにいるのが心地よいのは、

そんな記憶がどこかに残っているからなのかもしれません。

そうなのかな。