道端の草は枯れ草色に染まっていた。
覗き込むとぱっと線香花火のように弾けて飛んだ。
霜が降り、寒風にさらされ、少しづつ渋色に変化していく。
初々しい若葉の色も良いけれど、悟りを開いたような枯れ草色も素敵です。
空から降ってきた新たな命を受け止めたり
葉脈だけになり、シワシワの顔になってもまだこの世にしっかりと息づいている。
くるくる、くるくると
唐草模様のようなシダの葉っぱを見つけました。
この場所で、動かずじっと、いろんなものを見てきたんだろうな。
里山が動き出すのはもう少し先
今は静かな色を楽しみたい。