清水山からいったん町に下り、おなかを満たして蹴上に向かう。
蹴上には、琵琶湖から引かれた疎水の出口となっている場所で
この疎水ができたことにより、北陸から琵琶湖を利用して京都に入る
水運ができたとのこと。
琵琶湖から引かれてきた水運の標高と京都側の標高差が36mもあったことから
このインクラインという船専用の動力鉄道が引かれて、船を引き揚げていたという。
水は輸送だけでなく、運河として北は銀閣寺界隈に
南は伏見のあたりまで伸びている。
そうか、今日歩く場所は運河に沿って歩く道でもあるんだ。
また、ここ蹴上には日本初の水力発電所が作られ、
第二疎水工事に、京都の近代化フル回転したという。
その疎水は今、南禅寺の境内に溶け込みなじんでいる。
古さと近代が絡み合う不思議な街
南禅寺に入っていくと、きちんと門松が門に飾ってあった。
最近、こういう門松って少なくなりましたね。
トレイルは南禅寺を通り抜け、東山へと分け入っていく。
庭園の借景でもある東山
暮らしと自然が隣り合う町に多くの人が集まってくる。