霜月最後の週末は寒気が迫りあちこちで、冠雪の予報が出ていた。
北の恵那山当たりに向かうか、西の鈴鹿にするかと迷ったが
北は雷を伴って荒れることがあるという。
また、バイクで移動をメインにしているため、降雪は辛い。
地図とにらめっこして、鈴鹿の奥座敷と呼ばれる「イブネとクラシ」へ訪ねてみることにした。
◆山麓
山麓の狐野町(こものちょう)
先ほどまで虹が出ていて、路面がぬれていおり、山上は雲で覆われている。
これは、雨と雪のミックスになりそうだな。
朝明渓谷(あさけ)の登山口あたりからちょうど霧雨のような雨が降り始めた。
先ほど見た雲の裾の辺りか。
木々の下に入ればあまり気にならない程度
さあ、どんな景色が待っているか行ってみよう。
紅葉は里に下り、山は冬に向かい始めている。
ちらほらと残った赤い小鳥たちのご飯も残り少なくなり、山野鳥たちが山から里に下りてくる。
小一時間で根の平峠まで上り詰める。
この道「千種街道」と呼ばれ、伊勢と近江を結ぶ古道の道でもある。
また、目指すイブネの辺りは鉱山採掘で賑わい、かつては数百人が暮らしたという。
人の痕跡を散策しながらの山歩きも楽しみの一つです。
霧雨が雪に変わり始めた。