笹原の高原を行く。
中央アルプス南端、恵那山の北側の峰に続く道は、笹原を行く高原の道が続きます。
窪地に生えるダケカンバはすでに落葉していた。
まるで、海原のように、東から照り付ける朝日に、照らされた笹原が風になびく。
立ち止まって、しばしこの風景を堪能する。
カラ松も色づき始めてきていた。
西からの風が強く、積雪が吹き飛ばされ、地が凍るため
木々が大きくなれないと聞いた。
雪は植物にはあたたかい布団になるんだ。
そう教えてもらったことを思い出す。
谷には雪の布団が積もるのだろう。
南沢山のスノーシューはとても快適な素敵な景色が楽しめると聞く。
また、冬の季節に訪れてみたい。
お先のどうぞ。
ここ綺麗ですよね。
そんな挨拶を交わしながらゆっくりと歩を進める。
いい稜線でしたね。
小屋にデポしていた荷物を担ぎ、神坂峠へと進んでいく。
昨日は雲の中だった、谷向こうの山は、パッチワークのような山容を見せてくれ、
またおいでねと、微笑んでくれた。
また来るね。