富士見台高原から南沢山への稜線縦走の道を行く。
谷に下り、下った分再度上がる。
ちょうど、森と笹原の境目にあるのだろう、下ると森に入り、上ると笹原の眺望が開ける。
そんな景色を楽しみながらの道が続く。
舞い降りたばかりの葉っぱに、霜が白い薄化粧を施し
紅と白が相まって素敵な姿を見せてくれる。
ちょんと触ると、ひやりとして溶けていく、淡くはかないお化粧です。
紅葉は木々により赤の時もあり、黄色の時もあり
種により、その場所によりさまざまな色を醸し出す。
一つ一つ、一枚一枚も千差万別のいろが、まじりあい山全体が錦色に染まっていく。
ちょっと一休みしていきましょう。
谷沿いの沢が流れ、渡ってきた冬鳥の鳴き声が森にこだまする。
鶯の声も地鳴きの声に戻っている。
あの向こうが、南沢山。
12月に入ると、木々に霧氷がついてそれはもう素敵な景色になる。
また見てみたい景色の一つです。