のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

美濃禅定道「大神山へ帰る」

白山に住む大神が麓に降りてこられ冬を越されるという。

春になり、雪が解け田植えが行われる頃、また山に帰るという。

里の須原神社では、神事が執り行われていた週末

雨上がりの光の道を目指し、美濃禅定道を訪れた。

美濃禅定道は白山への祈りの道とされており、かつては「登り千人下り千人」と言われるほど栄えたと聞く。

木にも記憶があるのだろうか。

石徹白の大杉はどんな歴史を見てきたのだろうか。

かつてこの道を通った多くの人の事を覚えているのだろうか。

人は何を思い、天の峰へと向かったのだろうか。

古の人

今の人

そして私

なぜだか気になる道となり

四季折々に訪ねたくなる道となっている。

今回で4回目になるかな。

どこまでも続く道

白山までははるかに遠く、厳しい道

そのため、訪れる人がほかの白山への道と比べてはるかに少ない静かな道

白山はこちらからは見えない道

一、二、三の峰を越え、

右の別山を越えて初めて見える白山を目指し

大神様もこの道を皆と供に今歩かれているのかもしれない。