のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

ブナの森からダケカンバへと

夏の花ほど鮮やかではないけれど

何となく心惹かれる秋の花が咲き始めている。

ノブキの花が微笑みかけてくる。

ブーンと沢山の羽音が聞こえる方に目を向けると

紫色のヒキオコシに花バチ達が沢山あつまっていた。

アザミだろうか

調べてみると「オヤマボクチ」というらしい

ボクチは「火口」と書き、葉の裏から火を起こすときの綿上の火付け(小口)を取ることが出来るからという。

しまった!

葉っぱの裏まで見てなかった。

今度で合ったら見てみよう。

別名をヤマゴボウともいうらしい。

なるほど、ゴボウの花にも似ているな。

道はいつの間にか、ブナの森を抜け笹原となり始めた。

もう少しするとダケカンバが現れ始める。

高度により植生が変わる。

大きな木も、小さな草たちも。

そして通うことで季節の変化も楽しめる。

おや、もう冬芽の準備が出来ているよ。

目立たないけれど、みんな着々と準備を始めている。