のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

晩夏

3週間ぶりだな。

今年は白山を中心に歩こうと決めていて、周辺を歩いている。

今回も南竜でテント泊を計画をして、金曜日の仕事をかたずけ

平瀬登山口の休憩小屋へと向かった。

何度か通い勝手がわかって来た森の中の登山口の小屋で仮眠を取り

夜明けとともに歩き出す。

岐阜側から白山室堂を目指すこの道は、福井側と違いわりと人が少ないので

こんなこともできるのかな。

朝の空気が気持ちがよい。

さて、この道は大倉尾根のとりつきのいつも休憩する木まで

ゆっくり行って大体2.5時間

それまでは、ほぼブナの森の中を進むことになり、

森の中の草花を楽しむことが出来る。

秋の花が咲き始め

*クルマハグマ

春の花が実をつけ色づき始める。

あと1か月もすれば辺り一面黄金色になるだろう。

*ツクバネソウ

早朝は東の空から降り注ぐ光と戯れることも楽しみの一つです。

一息ついて仰ぎ見る、青々とした緑のカーテン越しの光が体の中にまで

入り込んでくるようです。

登り口の標高は1250m

ブナの林が広がっている。

熊があちこちに出没しているようだけれど、今年の実りはどうかな。

なり年とふなり年が交互に繰り返されるブナ

森の動物たちには、気になるだろう。

夏の花はほぼ終わり

実を結んだ植物たちは、ほんのりと色づき始めている。

ミズキの実はだいぶ実が少なくなってきている。

鳥たちに人気なのかな。

ついばまれ、森の隅々に種をまかれていき、運よく芽吹き

その先も多くの幸運を得たものが大きくなる。

薄曇りの空の向こう

お日様が徐々に高くなってくる。