所用で大阪に帰る週末のこと。
赤坂山に行くんだけどどう?
会社の同僚から声がかかった。
そうだね。
所用は日曜日なので、ご一緒します。
天気予報通り深夜に上がった雨に輝く空気を感じながらのんびりとスロットルを開く。先週訪れた伊吹山麓を抜け、琵琶湖北部へとさらに西に向かう道は
田植えを終えたばかりの田園風景と、
刈り取りを待つばかりの黄金色の麦畑が入り混じる光の景色が広がっていた。
お久しぶりです。
このメンバー含め会社の同僚と昇ることはこれまでなかったが、
今回声をかけてくれた大阪からこの4月に中部に転勤してきた同僚と
昔馴染みの大阪メンバーを合わせて今回は5名で楽しむこととなった。
さあ、目指す山を見上げると雲に覆われているが日差しは眩しい。
雲が取れるかどうか、行ってみますか。
その時その時の状況で臨機応変に対応しましょうね。
私は山頂を目指すより景色や木々、虫たちを見ながらゆっくり上りたいので後からついていく。
登山歴に応じて自然と順番が出来る。
面白いものだ。
これはエゴノキっていって、ちょっと毒があるんですよね。
時々見かける花たちについて話しながらの山歩きは始まった。