私市植物園。
いつもは静かな、乾燥地の植物達が集められたエリアが時折にぎやかになる。
このエリアには、砂漠や高地を住処とする者達が独特の警官を作っていて
どこか別世界に迷い込んだかのような錯覚を受ける。
5年ぶりに咲はなを開いた「プヤ・アルペストリス」
原色の青緑色の花が咲くため「翡翠蘭」と呼ばれている。
花弁から透明な蜜が溢れ、指に絡めて口に含むと甘い香りが朽ちいっぱいに広がる。
この蜜はハチドリの好物とのこと。
だが、ここは日本。
ハチドリはおらず、結実した事例はいままで報告されていないという。
今回はどうかな?
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