のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

糸井の大桂2015夏

但馬地方への出張。
ゆっくりと散歩をしたいがために、出来るだけ早朝家を出ることにしている。
以前は、通り道にある竹田城の姿を見るのが楽しみだったが、最近有名になりすぎたため遠慮している。
最近のお気に入りは、糸井渓谷に鎮座する大桂に出会うこと。

和田山のICを右に折れ、円山川の本流を外れて車を走らすと間もなく糸井渓谷の入り口につく。
カーラジオの音を止め、窓を全開に開けるとカジカガエルの心地よい声が心をほぐしていく。

糸井渓谷は、東西の床尾山から湧き出す清らかな水が素敵な渓谷です。
この渓谷の最深部に目指す大きな大きな桂の古木が静かに座っている。

樹齢2000年、樹高35mを超える巨木
その主幹は朽ち果てその姿はないが、周囲に多くのひこばえが囲み、神々しい姿を見せてくれ
古く村人は、衣木(ころもぎ)と呼び、神木として祀ってきた。

かつての写真を見ると、大きなしめ縄で化粧されていたが、いまはない。
水場をこのむ桂の木
水湧きいずる地にその体を宿す。
水の神として、田畑に潤いを与える神として。

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