のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2016-01-01から1年間の記事一覧

夕立

あれ、不思議な空気に空を見上げると、 先ほどまであれほど照りつけていた太陽が雲に覆われている。 ビューっと、不思議な風が梢を駆け抜ける。 先ほどまであれほどうるさく鳴き競っていた蝉が 一斉に合唱をやめている。 ぽつり 一粒の雨水が頬をぬらす。 き…

いっしょにに遊ぼう

森に入るとカタツムリがいた。 いろんな形のカタツムリがいた。 とんがり帽子の家を持ったカタツムリ 普通のよく見るカタツムリ 小さな小さなカタツムリ 透き通って、キラキラ輝くお家を背負ったカタツムリ 体と共に、お家も大きくなるんだろうね。 でもどう…

感じ考える事

うだるような昼間の空気が、森息吹で次第に冷やされた深夜二時過ぎ 闇の中でひっそりとこの世に生を受ける花がある。 花が日間前に開くのは明け方で、昼過ぎには閉じてしまうという。 一日目は、生を受けたことに感謝をし 二日目は、仲間の無事を感謝をし 三…

すべての始まり

天から水が降ってくる。 とうとうと降ってくる。 開き始めた清らかな花に天の水が降り注ぐ。 暗い泥沼の中から生まれ出る蓮の花 天の水に命吹きこまれ花開く。 小さな女の子の、赤くふくよかなそのほっぺたを思わせる 初々しいその蕾。 そっとやさしく包んで…

Bluetoothのスピーカー

前から気になっていたBluetoothのスピーカー JBLとBoseのものをチェックしていたけど 素直な音の出るJBLをチョイスした。 誰もいない森での、お昼寝の良いお供になりそうです。

ヤマトタマムシ

真夏日となった青空に独特の飛翔の影がひとつ、一本の山桜の枯れ枝に舞い降りた。 キラキラと七色に光るその姿 とても素敵な色だね。 玉虫色という色がある。 それはまさに、タマムシの色 見る角度により様々に変化する不思議な色 多くの人を惹きつける、魔…

久しぶりの私市植物園にて

久しぶりに私市植物園に足を踏み入れた。 やはりここは心落ち着く場所。 ヒメコバンソウ 色とりどりの花はないけれど。 大阪市立大学の研究施設として、身近で、まもって行きたい命がここに集う。 蓮 時の流れを感じれる場所 半夏生 緑輝く今日、いつもは静…

舞い上がる

きたきたきた。 風の波が来た。 谷をわたり。 梢をわたり。 すぐそこまで波が来た。 さあくるぞ! 大波がくるぞ、くるそ。 「びゅーっ」 一筋の強い風が森を吹き抜け、タンポポの子供たちは どこまでも高く高く舞い上がる。 遠い遠い、誰も見たことのない世…

まめ

豆を乾燥させていると、懐かしい思い出がよみがえる。 縁側の筵(むしろ)に豆を干す暖かな風景 鞘から取り出した虫食いの豆をより分ける、ばあちゃんの横顔を思い出す。

ギンリョウソウ

裏山にたたずむ獅子窟寺の社寺林は、椎など常緑樹の森が広がり、その林床は薄暗い。 光がわずかしか届かない林の床にひっそりと今年も顔をだした銀竜草 今年も出会えたね。 野山を歩いていると、毎年きまった時期に、決まった場所で出会える植物があることが…

ちょっと立ち止まってみてみたよ

時が滝のように流れていく。 時間とはこんなにも早いものなのか。 寝ぼけ眼の、かえる君はどう思っているのかな。 季節は流れ、命がどんどん生まれていく。 立ち止まって、ちょっと草むらを覗いてみると 小さな小さなありんこや ふわふわとまう、ガガンボや …

野山の折り紙

冬の間じっと、頭を引っ込めていた草木たち。 春がくるといつも思う。 こんなに小さな枝先のつぼみから、 こんなにも素敵な形が折り畳まれている。 これはこの世で一番の折り紙細工だ。 小さな葉っぱ 素敵な花びら すべてこの小さな小さなつぼみの中に畳まれ…

お花見

一番桜が咲き始め、二番桜が目を覚まと一気に山全体が 桜色に染まり始める。 なぜだか分からないが、桜が咲き始めると心が騒ぐ。 体の中から心が騒ぐ。 新しい季節を待ちわびた心が騒ぐ。 それは日本が綿々と伝えてきたDNAなのか? 親から子へ、子からそのま…

マキゴケの胞子体

マキゴケが胞子体をつけてるよと 私市植物園のFacebookでお知らせがあった。 どこですか? と問い合わせをしてみると。 「場所は、植物園の一番奥 低地カシ型照葉樹林のSポイントの少し手前だよ」と 教えてくれたので会いに行ってみた。 ニョキニョキとした…

梅の花の咲くころのこと

大好きな植物写真家の「埴沙萠」さんが亡くなられた。 昨年入院されてから、日記を綴り続けることがとてもしんどくなっておられたようですが ぽつりぽつりと、日々の綴りを楽しみにしていましたが、 それもとうとう最後になってしまった。 彼岸もこれまた一…

啓蟄−春の匂い−

啓蟄ー春の匂い 土の中で冬ごもりをしていた虫達が、早春の光を浴びて暖まった土を啓(ひら)き、這いだしてくる頃のこと。 啓蟄を迎えた週末。 ふらふらと匂いに誘われて、森の奥深くへと入っていくと、 急に桃源郷のような風景が目の前に現れた。 凍え縮こ…

太陽のちから

太陽のちからってすごい。 縮こまっていた蕾を花開く。 太陽のちからってすごい。 小さな生き物に命を与える。 太陽のちからってすごい。 みんなをのびのびさせてしまう。 太陽のちからってすごい。 小さな鼓動を目覚めさせる。 小さないのちが、おひさまの…

山での楽しみ

ハードな毎日が続く中、今日は友から嬉しい電話があった。 八田さんが亡くなられて一周忌 引き継いだ形見のピッケルの出番は今年はまだない。 やっぱり、ひとりより、ご飯は気の合う仲間と囲むのが楽しいよね。 今回の遊山は、一人だったけど。 一握りの野菜…

一年の無事を祈る

ブナが多く多く生え、四季折々の景色を見せてくれる山。 いつもは見上げるだけだけど、今日はあの頂きまで行ってみよう。 頂で皆を見守っていてくれるお地蔵様に会いに行ってみよう。 お元気でしたか? ここは信仰の山、皆が祈りをささげる山。 今年も皆が事…

ゆっくり

今年のお正月は無事故だったとのこと。 レスキュー比良の方の足取りも軽い。 雪が現われはじめた。 やっぱりわくわくするね。 急なも登りに息を切らせながら、ゆっくりゆっくりを足を踏み出す。 久しぶりの感覚だ。 やあ、また出会ったね。 この山は大きな杉…

お久しぶり

一年ぶりの武奈ヶ岳 お正月に久しぶりにゆっくり休んで充電。 体重とともに、気持ちもうずうずしてくる(^_^;) さあ、久しぶりに出かけてみよう。 しかし、去年とは全く違う景色に驚く限りです。 ■2016.1.2 しかしこれが今年の冬なのでしょう。 雪国の人たち…

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。 新年早々良いお天気が続きます。 仕事にばかり追われていてはいけないと、新年早々比良山系に日帰りで繰り出しては見ましたが、 半年ばかりご近所散歩しかしていないためか、たこになって足を守っていたくれた皮もやわにな…