のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

おちばのくに

■おちばのくに
その場所に一歩足を踏み入れると、落ち葉の国が広がっていました。

はらりと落ち葉の池のを魚が泳ぐ。
沢山の落ち葉が楽しめるのは、植物園ならではのこと。

僕はここにいるよと大きな声で叫ぶもの。
私はここよと小さな声で囁くもの。
最後の姿を見てみてと、みんなが呼んでいる。

大丈夫、大丈夫。
なにも怖くないよ。
私の胸の中でゆっくりお休み。
暖かな春が来るまで、たくさんたくさん子守唄を歌ってあげよう。

沢山の種もあちこちに散らばり春をまつ。

■おひさま
冬の雲に太陽が隠れると、ぶるぶるっと実が震えてします。

でもお日様が顔をのぞかせてくれると、ぱっと笑顔がはじけます。
寒さがあるから暖かさが恋しくなり、うれしくなる。

寒さの中でしっかりと冬越しの準備がととのった緑のじゅうたん。
あさになると真っ白な霜が降り始めるのももう少し。

すこしでも私たちが守ってあげるね。(^_^)
そんな声が聞こえてくる気がします。
 
ふかふかのおふとんが敷き詰められるころ。
チラホラと白いものが振ってくる。