林の景色、そして風の音、匂いがすっかりと変わってしまいました。
霜が溶けてしっとりと湿った、コナラの林で、沢山の小さな蝶が飛び回っていました。
時々このような光景を見ます。
なんだろう、近づいてよく見ると、落ち葉と同じ色をした、地味な蛾のようです。
「ナカオビアキナミシャク」
枯葉の裏に隠れているメスを探して飛び回っているのはオス。
メスは、羽がなく、葉の裏などにでフェロモンをだしてオスが来るのを、じっと待っているとのこと。
そうか、ああやって飛び回っているのは、じっと待っている乙女を探しているからなんだ。
乙女を探して飛び回っている枯葉の上では、冬桜が風に揺れ、頑張れ!と、応援してました。