梅の花が散り初め、南国で桜の開花がチラホラと聞かれる頃、生駒北部の山裾では、「はるこがねばな」の黄色い花が咲き始める。
ポンって音が聞こえてきそうな、春の花火です。
導火線に日がつくように、黄色い花火は静かな音を立てながら弾けていきます。
冬枯れの林の中、春を待ちわびる草木達を励ますかのように、燃え上がる。
はるこがねばなは、春を待ちわびる春霧が広がるかのように、薄っすらと森の中に広がっています。
■春黄金花
・サンシュ
・ミズキ科、ミズキ属
・秋には茜色の実を沢山つけ、滋養がつくとも言われ漢方にもなるという利用されているという。