のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

六甲「今昔」

神戸という大都市の背後に連なる六甲山海からぐんぐんそり上がる険しい山は、山伏の修行の場 天狗が住まう山と恐れられたというのも昔の話となり 今はロープウェイや車などで気軽に訪れることができる憩いの場所となっている。 しかし、一歩奥に足を踏み入れ…

六甲「山笑う季節」

六甲はいく筋もの断層の山断層と断層がぶつかり、粘土層となった場所が水により削り取られて渓谷を作り出したという。 そして、人との近さゆえ治山の歴史を感じる場所でもある。今回の遊山はそんな渓谷沿いからの始まった。 ・山桜の季節山が目覚め、萌黄色…

須磨アルプス「おっきな大地」

100万年前のこと、北東と南西の南北両側の大地からの強い力で押し上げられ、後に徐々に花崗岩が風雨に侵食されてこの景色ができたという。 痩せた花崗岩の尾根は、栄養分に乏しいヤセ尾根で、生育できる木々は限られ、定着できるものはさらに一握りだろう…

須磨アルプス「春爛漫」

六甲の山裾に仮住まいを構えてか4年が経とうとしている。いこういこうと思いながら、歩けていなかった六甲の初歩きは今の仮住まいから数駅先の港が見える小さな駅から始まった。 急な階段が続く道を少し上がると、明石海峡が広がり、向こう岸には淡路島が見…

春の奥物部の森「不思議な場所で」

私の山歩きは、森を感じて楽しむことがすきなことから始まりました。今日はどこでお昼にしようか。それに合わせて いつも素敵な場所をチョイスしていただける河童さんです。 そうだ、今日は不思議な場所にご案内しますよ。以前、この森で野宿をしながら話を…

春の奥物部の森「宿り木」

木の根元に宿り木の小さな枝が落ちていた。木の上に、まあるくぼんぼりみたいに取り付いている不思議な植物 鳥に食べてもらって、運んでもらい、糞と一緒にペタリと木の枝先から枝先へと旅をするという。粘りけのある種からトリモチも作れるんだよと、Tochik…

春の奥物部の森「美味しそうだけど危ないよ」

これはハシリドコロって、有毒なので気をつけてね。誤って食すと、錯乱して走り出し、根がヤマイモ科のトコロという植物に似ているのでハリリドコロと呼ぶらしい。ちなみに、ハシリドコロはナス科です。花もいかにもナス科ですね。夏には枯れて地下に潜り、…

春の奥物部の森

いつもの場所に車を置き、奥物部の森へと歩き始めた。いつも思うのだけど、四国は本当に林業の国だなと思います。とてもアクセスが良く、高知市内からここまで2時間ほどで森の奥深くまで分け入ることができる。 しかし、人の力はすごいな。こんな急斜面に道…

解ける心

春の遊山のお誘いをいただいた。半年ぶりの物部の森は、冬の名残と春の匂いを感じる風が吹いていた。 あー大きく背伸びをする。 これこれ、そうとは気がつかなかったけれど、知らず知らずのうちに心もすこし堅くなっていたのかな。 大きく深呼吸をして、気持…

目覚め

お日様が心地よく感じられるようになるのは、人も草木も一緒だね。 ぽかぽか陽気に誘われて、小さく小さく縮こまり眠っていた木々の芽が一斉に動き始めた。 かわいいねー思わず、頬を近づけてすりすりしたくなってくる。 まだ冬枯れの林の中、空を見上げると…

野に山に

道端の草むらを覗いてみると、コバルトブルーの花が太陽に向かって輝いていた。 暖かな日差しを受けて、どんどんと活動範囲が広げる野の草たち。 雀のヤリもたくさん出てきた! さあ春本番。 野に山に飛び出すぞ!

さあ出かけよう

2019.3.22 私市植物園の枝垂桜はまだちらほら咲き 昨年は、もう満開だったけど、今年は少し遅い春です。 一週間後の2019.3.30 待ちに待ったしだれの満開です。でも、空は花曇りで時折雨がぱらぱらと降ってくる。 残念だけどことしはねころがって、風にゆれる…