のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

山の辺の道「うるわしの道」

大和は国のまほろ
 たたなづく青垣
   山ごもれる大和し
         うるわし

奈良盆地は遠くに見える生駒山地や矢田丘陵、
すぐ手前の景行天皇陵、さらに右手の巻向(まきむく)、
三輪の山々など幾重にも緑の垣根に囲まれたようになっている。」

いつか歩いてみたいと思っていた、山の辺の道を訪ねてみました。
緑の垣根を青垣と呼び、静かにこの地を思う心いいですね。

歩いてみた分かりましたが、山の辺の道は、山裾で暮らしてきた人々の暮らしを
たどる道。

奈良時代の条里制に基づき配置されてきた、山里の家々がこの特色のある農村風景を
今に残してくれている。

地元の方々の心づくしが随所に見られ、気持よく散策が出来る散歩道となっています。
本当に心地良い万葉の道です。
  
「この上の柿の木のところに二上山が一望できるいい場所があるよ!」と
おばちゃんが教えてくれた。
青垣の山々に囲まれたまほろばの地が一望出来る、木陰に置かれた小さなテーブルに身をゆだね、
悠久の時を感じながらのコーヒータイム。
 
此処に来てよかった。