のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

カスミザクラ

■カスミザクラ
別名「ケヤマザクラ」とも呼ばれている、自生種です。
萌黄色の木々の中に花開く淡い雲沸き立つようで、ほっこりと心を温めてくれる桜です。

■カスミザクラとヤマザクラの違い
とちらも山間に自生し、何が違うのかよく分かっていなかったのですが、花開く時期と
芽生えの葉の色が違うとのこと。

里の桜が一段落して新緑が芽生える頃花開き、淡い葉っぱの芽吹きとともに花開きます。
 ←2013/4/20
ヤマザクラは、里に植えられたソメイヨシノと同じ頃に、赤い葉っぱと共に芽吹きます。
今年は約3週間ほど違いがありました。
 ←2013/3/30

里山の植物園
里山の植物園「私市植物園」は、カスミザクラが園内あちこちで花開いていました。

淡い花びらと新緑のコラボレーションがとても素敵です。

山桜との違いが分かり、早春の枯木色に花開く山桜も好きでしたが、このカスミザクラも一気に好きになりました。
 
足元には、色とりどりの花が咲き始め、木々がいっせいに芽吹きはじめる。
そして、少し緑が濃くなり始めた葉に絵の具をポツリと落としたように淡い光を広げる桜。

命は1週間ほどの儚い花に出会えたこと。
とても嬉しく思います。